ケーキ作り

　夢の中で娘とプール。どういうわけか、壁や床一面に各種解剖標本が並べられ、階段を上るのにも頭蓋骨を踏まないように気をつけねばならない始末。

　過去の独裁者が命じて作ったプールらしく、彼らの肖像画も飾られている。

　人やその文化に関するある種の研究というのは、権力構造を背景にすることがあるからなあ……と妙に納得。

　朝はふりかけ。

　和音の聞き分けに関しては、パパはもう娘に負けている。

　昼はパンとおにぎり＠隣町インフラ施設。

　ふと、すべての廊下が平均台になっている家を夢想。

　ショッピングセンターでケーキ作りの体験教室。

　園の夏祭りのバザーで、娘は、「動きません」との注意書きのある魔法の杖を50円で購入。ボタン電池を入れ替え、接点の錆を除去＆調整したら直ったが、たぶん、電池代と修理の手間の方が高くついている。

　喜んでいるからいいか。

　ピザ。

　たとえば、Gmail とかのクラウドに保持してあるデータって、100年とか200年先になっても本人以外見られない状態であり続けるのかな。

　その辺の規約ってどうなっているんだろう。

　歴史研究の観点からは、遠い未来であればパブリックドメイン化しても構わないと思うけれど。

　娘が本を片手に何やらポーズを取っている。

　「パパ、目つぶってて」

　「目開けて」

　今度は魔法の杖を持っている。

　「どこがまちがっているでしょうか」

　また、妙な遊びを考えだしたな。