2004/04/30(金)

日記

 新規案件の作業に本腰を入れよう。とりあえず、全体がよくわかんなくても修正できそうな部分からちょこちょこちょこ。あ、なんとなくできたです。ちょっとでも進捗があるとなんとなく気分が楽になる。

 他にも、休み中の定期更新分についても少し作業する。

 夕方、散歩がてらジャスコへ。カブトムシの幼虫を2匹買ってくる。全部で4匹になった。オスメスがそれぞれ少なくとも1匹はいる確率は8分の7。これでブリーディングできるぞ。

 夕飯の時間、彼女がカレーを作り始める。うむ、やさしい感じの味で美味い……と思ったら、突然N氏来訪。彼女が美味いものを作ると、彼がかなりの確率で現れる。不思議だ……。O君も加わり、テーブルで雑談。そのまま朝生を見ながら朝まで。夜食にいつものヤキソバ。

 

2004/04/29(木)

日記

 今日も惰眠を貪る。一応午前中には起きるのだが、新聞を読んでいるうちにまた寝てしまう。とても素敵な生活。

 一般的に今日からGWの始まりらしいが、俺は今日からとある仕事の案件を片付けるべく、本腰を入れることにする。

 ……でも数時間作業したところで疲れてくる。 休憩しよう。

 昼飯だか夕飯だかわからない食事は大阪コリアンタウン風ラーメン。

 今日も夜の散歩に行くことにする。 行き先は築地。昨日のルートには少しうら寂しい場所もあったが、今日は割合明るく人通りの多い道を中心に歩く。単調さがないので、歩いていて退屈しない。体感する所要時間は実際よりも短め。あれ、もう1時間も歩いたのか……。

 目的地、24H 営業の寿司屋に着く。食事をする。美味い。もう23時近いのに客がたくさんいる。この店の近所には、すし鮮というこれまた 24H 営業の寿司屋があるのだが、こちらの方には、客は2,3人のみ(ライブカメラ1……客の顔までバッチリ←プライバシーの侵害だな、こりゃ)。この違いはどこから来るのか(ライブカメラを設置したりするセンスがダメなんじゃなかろうか←これ見てるとなんか覗きをしているみたいで淫靡な気分になる)。

 食事も終わり、帰る頃には地下鉄も終わっている。歩いて帰ることにする。

 途中、コンビニに寄る。食玩の棚を眺める。鉄腕アトムのがやたら出来がいい。原型、どこが作ったのかと思ったら、やっぱり海洋堂だった。

 歩きながら、イラクで人質になった人達について考える。彼らは日本政府を象徴させられて拉致された。でも、その日本政府が彼らに自己責任を要求する。これって、割に合わないな。日本人であるが故に拉致されたというのに、その国民保護装置としての日本は十全に機能しようとしないんだもの。だったら、いっそのこと、その場で日本人をやめてやるという選択肢もあっていいのかもしれない。もし、僕らが、スイッチをオンオフするような気楽さで日本人をやめて他国人になることができるんだとしたらどんなに気が楽だろう。外国旅行の際には、みんな無線スイッチみたいなものを常備する。そして、もし今回のような事件に巻き込まれたら、その瞬間にそのスイッチを押せばいい。そうしたら、法律上日本人をやめることができる。自分を誘拐した者達に、僕は言う。「日本人じゃない僕をさらっても仕方ないでしょう?」 そういった「仕組み」は本当に作れないものだろうか。

 ……うーん、こういった話って、結局はナショナリズムの問題にいきつく。たぶん、僕らはもっとノマド的・漂白民的であっていいということなんだろう。本当は、国民であることって、ナショナル・アイデンティティをベースとせずとも、社会システムとの契約のみを条件とすればそれでOKなのではないだろうか。誰もがもっと簡単に国と国の間を渡り移れるようになれば、世界の構造は今と全く違う形になるだろう。望む者は日本人になれるし、望まない者は他国人になることを選べる。もちろん、また日本人に戻りたければすぐに戻れる。日本にいる人々や文化は愛しても、決して「愛国心」を強制されることはない……。まあ、もちろん、教育・文化や福祉・労働の問題でかなりの調整が必要になるとは思うけど、原則としてそういった流動性が当たり前となっている世界の方が、きっとよりフェアな世界のような気がする……。

 家に戻る前に、ジャスコに寄る。食材を買う。

 帰りついたら、昨日と同じく足を氷で冷やす。

 

2004/04/28(水)

日記

 惰眠を貪る。いろんな夢を見る。気持ちいい。

 昼飯だか夕飯だかわからない食事は餃子+ご飯。にんにく臭いのが自分でもわかる。

 最近、頭の中では某ミュージシャンの音楽がずっと流れ続けている。俺は凡人なのでモノラル音しか聞こえないわけだが、やっぱり、音楽の専門家とかだと、ステレオだったり、5.1ch だったりするのだろうか。

 夜、突然、散歩に出かけようという機運高まる。行ったことのない街の方角に向けて2人でてくてく歩く。普段見慣れない街を歩くのはとても良い刺激。一口に東京といっても、随分といろんな街のたたずまいがあるのだなと思う。しもた屋風の建物が多いと、やっぱり不況の影響なんだろうかと考える。

 街と街の間には、人通りの少ない場所も多い。運送業のための道という感じ。ちょっと怖い。人とすれ違う時には少し身構える。

 最終的にたどりついた先は焼肉屋。食事をする。美味い。せっかくたくさん歩いても、ダイエット効果ゼロです。

 食後、夜の商店街を通り過ぎ、駅へ。地下鉄にて帰宅。

 今日はたくさん歩いた。筋肉痛防止のため、足を氷で冷やすことにする。生鮮食品になった気分。

 溜まっていた新聞は全て読み終わる。

 寝る前にシンプソンズを5話ほど見る。シーズン3を全部見終わってしまった……。

 

2004/04/27(火)

日記

 スゴイ風。家がガタガタいってる。台風のようだ。でも、ポジティブに考える。窓についたカラスの糞が綺麗になるかもしれないと。

 昼飯に梅干+ご飯。食後に水虫の薬を飲む。少し胸がムカムカする感じもする。薬の副作用かな。

 電車で移動。仕事場へ。

 I君が来ている。Oさんも来ている。久しぶりの会話。今日は定期更新日。作業の合間にちょっと打ち合わせなども。

 晩飯、うっかり食い損ねる。おやつで誤魔化す。

 キリのいいところで残りは自宅作業ということにして終電前には帰る。

 晩飯兼夜食として、ギョーザをおかずにご飯を食べる。

 人間が日々の生活を幸福と感じるための諸条件について考える。日常における微分的変化(たとえば旅行の時に感じるような刺激)というのは結構重要な気がする。それから衣食住の最低限の保証。日常的な行為に伴うプリミティブな喜び。静かな思索の時間。自尊心。これらを最適化する社会構造というのはどんなものなんだろうか。←だんだんインチキくさい宗教みたいになってくる。

 そういえば、最近、改憲論議が盛んですな。一般的なサヨクの本音としては、「原則として改憲の手続き自体を否定することはできない」「でも、今の時期、戦略的には、改憲に持ち込むのは得策じゃない」といったところでしょうか。きちんと国民的議論が沸き起こればいいのだが。

 溜まっていた新聞もほぼ読み終わりつつある。

 諸々ゆっくりと動き始めよう。

 

2004/04/26(月)

日記

 がーん。炊飯器のフタが開けっ放し。炊き立てだったご飯が煎餅化。2002年11月21日のマンガ日記と同じ過ちを繰り返してしまった……。

 昼飯はチヂミ。美味い。

 管理事務所へ。やっぱり110度CSのアンテナは装備済みらしい。チューナー買おうかな……。あるいは、東京ベイネットワークでのデジタル放送が始まるまで待つという手も……。

 ジャスコへ。ここのジャスコ、建物内にクリニックがある。なんとなく水虫の治療を開始しようと思い立つ。予約なしで受診できるらしいし。というわけで皮膚科へ。女医さんに診察してもらう。優しい感じの人。足の皮の一部をとって検査。5分後、「水虫です」。めでたく診断完了。「飲み薬にしますか? 塗り薬にしますか?」「飲み薬にします」。1月29日の日記にも書いたとおり、副作用で死亡例があるのも知っているけど、まあ気をつければ大丈夫でしょう。「肝機能障害が出ることがあります」。肝臓に問題がないか調べるために血液採取。10cc採られる。注射器に満ちていく俺のどす黒い静脈血。なんだかハラハラ。「2,3日中に結果が出ます」。ヤバかったら連絡が来るらしい。で、とりあえず薬を飲み始めて、また時々血液検査ということになる。

 薬局で調剤してもらっている間、ジャスコ店内をぶらぶら。おもちゃ売り場に「カブトムシの幼虫」飼育セットを発見。思わず衝動買い。でももしかして彼女に怒られるかも……。電話する。「たぶんあなたが嫌がるもの買っちゃった……」「何?」「カブトムシの幼虫……」「やっぱり」。「嫌がるもの」と聞いた時点でピンと来たらしい。懐柔策としてドーナツを買う。

 薬局にて水虫の薬を受け取る。ここでも副作用について丁寧な説明を受ける。

 野菜や日用品なども買って帰宅。

 早速カブトムシの面倒を見る。買ってきたままの容器だと少し狭くて可哀想なのでペットボトルを加工して作った容器に移し替え。

 夕方以降はいつものように溜まった新聞を読む。読みながら、時々幼虫の様子も見る(透明容器なんで、外からでも幼虫が見える)。幼虫がもにょもにょ動いている。いとおしい。なんだかとても満ち足りた生活をしている気分になる(彼女は多分同意しないだろうが)。コンピュータにずっと向かっているよりずっと豊かだ。

 晩飯は大阪コリアンタウン風ヤキソバ。夜食にキムチ+ご飯。

 

2004/04/25(日)

日記

 今回の人質事件で24時間ニュース番組の必要性を痛感。スカパーの導入機運高まる。うちの建物に110度CSの共聴アンテナがあるという噂もあるので、確認すべく、スカパーのサポートに電話。「建物の管理事務所に聞いてください」。む、今日、日曜だから無理だな……。

 昼飯は牛スジ丼。

 今日も相変わらず、昔の新聞を読んでいる。とうとう去年の5月の新聞が発掘される。ほぼ1年前……。

 夕方より外出。有楽町駅はエレベータでボヤがあったとかで、警察やら消防士やらがウロウロ。テロじゃないんですよね?

 ビックカメラにて、さらにスカパーの調査。いろいろ店員に聞くが、「詳細がわからないと……買ってみたけど見られなかったってことも時々あるんですよ」と言われる。やっぱり管理事務所に聞くべきだという結論に。複雑すぎますなあ。高い買い物だし、なんとなく買う気が削げ出す。

 大学時の友人U君が上京中。一緒に新橋のボクデンなる店で食事。

 

2004/04/24(土)

日記

 布団の中でぐずぐず。夢をたくさん見る。

 起きたのはそろそろ暗くなりかける時刻。

 今日も溜まった新聞を読む。ああ、これは去年の10月の新聞だ……。結婚式前後で忙しかった頃の分だな。ちょっとしたタイムマシンです。

 晩飯は焼き魚。

 テレビでパズル番組をちょいと見る。全然解けない。十代の俺はパズルマニアだったが……。

 新聞でたまたま見つけた数学のとある有名問題を考えてみる。1時間ほど頭をひねるがやっぱり解けない。

 イータイピングなるタイピング練習サイトを知る。試しにやってみる。俺の実力はタイピング検定2級程度らしい。タッチ・タイピングを覚えたのは大学1年の頃。タッチ・タイピング歴15年ということになる。これ以上は速くならんのだろうな、きっと。

 夜食に大阪コリアンタウン風ラーメン(?)。

 今日のmixi用似顔絵は「寝起き」系。

 新聞を読みつつ寝る。

 

2004/04/23(金)

日記

 昼飯は蕎麦。

 昨日のヤキソバでガスレンジ周りが少し汚れている。掃除する。レンジの素材、ドイツ製のSchott Ceranというやつらしいが(あ、英語でも「白物」って言い方するのね)、なかなか使い勝手が良い。お手入れ簡単。部品をバラバラにして、スポンジでごしごし洗って、もう一度設置し直す。ん、1つ部品がないような……。最初からなかったのかも。まあいいや。1時間後、「これなに?」 食器に紛れたそれを彼女が見つける。ふー、危ないところであった。

 今日も溜まった新聞を読む。あ、去年のクリスマスの新聞だよこれ……。でも、ちょっと昔のニュースを読むというのは、記憶の整理・強化にはいい。

 The World Wide Panoramaというサイトを知る。QuickTime VR を使って、世界各地のパノラマ画像を見ることができる。嬉しくなってパソコンをプロジェクタにつなげ、大画面で見る。へー、タージ・マハールをぐるっと見るとこんな感じなのね。行ってみたいな。京都も素敵。

 夜、一週間ぶりにジャスコで買い物。食材を買う。魚とか肉類とか野菜とか。

 晩飯は、マグロ刺身+シラス+サラダ+ほたるいかキムチ。

 寝る前に、ドーナツを食べながらシンプソンズを見る。見ている途中、急に腹痛。

 

2004/04/22(木)

日記

 朝から充血。コンタクトつけっ放しで寝てた。そうでなくったって俺の目って充血しやすいのに。

 昼飯は牛スジ丼。

 日記を書く。

 溜まった新聞を読む。あ、これ、2月の新聞だよ……。

 テレビによると今日も暑い一日らしい。でも彼女は「手がかじかむ」と言っている。俺も足元は少し冷たい。「夏を旨とすべし」と吉田兼好は言いましたが、それもほどほどじゃないと……。

 夕方、3月29日に修理に出した家電が戻ってくる。部品とっかえだったらしい。

 ふと思い立って、この日記のレイアウトを少し変更。少し可読性が上がったと思う。題字も追加。来訪者が一言コメントを書き込める仕組みもついでに付け足そうかなと、ちらり考えたのだが、こーゆーメンタリティって、昨今の若者がケータイで傷を舐め合う様な無意味なメールのやりとりをする時のそれとあんまし変わんないよなあと思い、やめることにする。

 今日のmixi用似顔絵は「大漁旗」系。

 晩飯は大阪コリアンタウン風ヤキソバ。

 

2004/04/21(水)

日記

 春はやたら眠い。昼飯に牛スジ丼を食べた後、昼寝してしまう。

 2時間後、また起きる。寝転びながら溜まった新聞を読む。新聞には雑多な情報が並置されてるのがいい。脳の色んな部分が刺激されるような気がする。ネットだと選択的情報になりがちだからな。

 ぼーっとなんとなく理想の社会について考える。

 現代社会の悪い面として、競争社会っていうのがよく挙げられるけど、かといって、競争をなくした方がいいのかというと、そんなに単純じゃない気がする。人間って基本的にみんな競争が好きだもん。すごく小さな子供でも、他人と勝負して勝つのって快感らしいし。競争が嫌いとはっきり言う人もいるけど、大体は負けるのがイヤなだけなんだよね。あるいは、自分の興味のないことについては、競争する気が起きないということだとか(俺もそう)。でも、まあ、競争好きってのは自然淘汰の条件の中で人間が得た属性としてある程度認めなくっちゃ仕方ないと思う。

 問題は、情報化社会とそれをどう絡めるかということ。

 家族で一番絵が上手くなるのは難しくないし、村で一番ピアノが上手くなるのも難しくないかもしれない。でも、情報化社会は、世界全体の情報を一個人の前に提示する。だから、どんなに能力があったって、それより能力がある人は世界にゴマンといることを否応なく認識させられちゃう……(情報というものが容易に身体的距離を飛び越えちゃうっていうのは、考えてみれば恐ろしいことだと思いませんか)。村社会で閉じてれば自信持ったまま生きられたのにね。

 結局必要なのは、「足るを知る」ということなのか、あるいは、行為そのものに付随するプリミティブな喜びこそ最重要と考えるべきなのか、それとも、ニッチな自分たちの場所というのを見つけて、そこでの小さなコミュニティ内(あるいは1人)で自足すれば良しと考えるか(これに関しては、インターネットというのは非常に役に立つ道具かもしれない)。まあ、これらの方策に共通するのは一元的に押し付けられがちな社会的序列から一旦離れてみるっていう点なわけだな。

 でも、本当にそれでいいって言い切っちゃってOKなのか、少なくとも競争社会によって構築された文明下に住んでいる人間としては、なかなか迷うところ。社会・技術の諸状況での最適化において、競争というのはもっとも有効に機能する枠組みの1つであることは間違いないからな(それが倫理的・人道的に正しく用いられているかどうかは別として)。

 まあ、当たり前の結論としては、いろんなサイズの共同体に属しながら、それぞれに付随する情報をクラス別に適切にブレンドして自尊心の中へ受け入れるべきだということなんだろうな。そして、その際、やっぱり、共同体の価値と自尊心を同一視しちゃうってのは(ナショナリズムとか会社への帰属意識とか……)避けたいな。競争に敗れた際の自尊心の保ち方として一番手っ取り早い方法なんだろうけど……。うーん、こうやって書いているととりとめがないな。

 映画館へ。真珠の耳飾りの少女を見る。完成度の高い映画です。こーゆー作品の作り方もあるのね。でもこれって全部原作者&監督の妄想なんだよね……。バーバーゴーストワールドにも出ていたスカーレット・ヨハンソンが美しい。今上映中のロスト・イン・トランスレーションにも出ているし、すっかり人気女優ですな。

 東銀座の矢場とんなる味噌カツ屋で食事。大衆的な雰囲気なのに少し高い。

 帰宅後、シンプソンズを2話見て就寝。

 

2004/04/20(火)

日記

 今日はあったかいね。酷寒の我が家でも春気分……でも、彼女は暖房つけてる。俺もセーター着てるしな。この家はどうやら外気温が30℃以上に上がらないと快適環境にならないらしいな。

 体を温めるべくお風呂へ。考え事してたらうっかりシャンプーで体を洗ってしまう。なんだかぬるぬる。

 昼飯は肉味噌+ご飯。

 さて、今日は定期更新作業。それから占いが1つオープン。作業中、細かなトラブルあり。少しへこむ。

 仕事場へ。SくんMさんTさんとテラスで談笑。でも、必ずしも笑える話ばかりでもないのだが。どうなる日本どこいく日本……。

 晩飯はサイコロステーキ定食。

 作業しながら報道ステーションをなにげなく見ていたら、イラクのレポーターとして、岸谷美穂という人が登場。この人可愛いなあ。というか、この若さで、NGOにて100人以上のスタッフを束ねるリーダーやってたんだって(今は、大学院進学のため一時中断中)。クルド人地区で活動していたらしい。かっこいいですな。

 今日はタクシー帰り。タクシーの中で、爆笑問題のラジオ放送を聞く。太田が「高遠さんが、解放された時に『それでもイラクにとどまりたい』『イラク人が嫌いになれない』って発言して、日本ではそれに対してバッシングがあったけど、イラク人の方から見ればきっとそう言ってもらって感激しただろうし、つまりは、イラクと日本の友好のためにすごく大きな意味を持つ発言だったと思う」というようなことを言っていた。ほんとそうだね。物事は受け取る側の立場とかメディアの見せ方によって随分印象が変わるよね……。

 

2004/04/19(月)

日記

 ああ、いつの間にか4月も後半に入っている。時間が経つのは速いな。

 起床時、首をひねってしまい寝違え状態に。痛い。

 昼飯は、スープ+ご飯。

 今日の作業は、他人の書いたソースの解析作業など。うーむ、なかなか理解できない。参考として自分の過去のソースも見たり。うーむ、それさえ、にわかには解読できない。まあ、人間、ポジティブなストレスも時には必要だし、焦らずにやることにしよう……と言い訳しつつ、単に集中力が欠けているだけではという批判があれば甘受する他なし。

 夕方、コンビニに行って雑誌類を買う。今日の外出はそれのみ。高層建築の罠に陥っている。

 晩飯は、牛スジ丼。美味い。

 夜、溜まった新聞を読む。ネットの速報やテレビでの情報って、ニュースに関する「印象」こそが第一義的で、それだけを元に判断しているとなんだか誘導されちゃうんじゃないかって気がするんだけど、その点、新聞は、ゆっくりと批判的に読めるし、その分自分自身の判断というのをきちんと構成していけるような気がする(別に、新聞の方が信頼性があるとか言っているわけではないので)。

 最近、かなりのんびりした生活をしている。物事を考える時間も結構ある。今の暮らし方は、なんとなく俺の少年時代の暮らし方に似ているような気もする。ふと、小さかった頃の自分の生活の「匂い」を感じたりもする。何かが変化しだした感覚。ただ単に春だからか?

 シンプソンズを2話見た後就寝。

 

2004/04/18(日)

日記

 今日の昼飯は、スープ+ご飯。ついでに先に書いておくと、晩飯もスープ+ご飯。いかん、栄養偏り過ぎ。食物摂取における対称性の破れは、心と体における対称性の破れの遠因となりうるので気をつけよう。

 今日のmixi用似顔絵は「ダヴィンチ」系。似顔絵なのかなんなのかよくわからん。模写的な要素強し。ダヴィンチって、550年前の人なんだよね。模写を通じて彼のクセやテクニックがおぼろげに見えてきて、時代を越えた対話をしているような気分にもなる(いや、聞くばっかりなんだけどね)。しかし、彼も、まさか550年後の人間がパソコンとタブレットを使って自分の絵を模写することがあろうとは、想像だにしなかっただろうな……。

 元人質の3人が帰国。疲れているようだ。会見には現れなかった。拉致中の経緯に関する情報が出てこないといろいろ判断しにくい問題もあるわけだが、きっと現時点では当局の方からの口止めもあるんだろうな。しかし、メディアの3人叩きはひどいな。

 シンプソンズを5話ほど見た後就寝。

 

2004/04/17(土)

日記

 久々にキムチ以外の昼食。スープ+ご飯。

 昨日の件について、少しずつお勉強。知らないことが多すぎてクラクラする。自分の無知を認めたくないな。現実逃避したくなる。夕方、2邦人も解放されたとのニュース。よかった。というか、2ch で速報を知ったというのがなんとも……。

 真・都市伝説101夜なるサイトを見つけて読みふける。面白い。

 晩飯は彼女が作ったチヂミ。ジンギスカンの残りを具として再生。なんだか最近の食事は彼女に作ってもらってばっかり。感謝でございます。ちなみに俺はご飯炊き+食器洗い係……。

 今日は家から一歩も外に出ないまま。いかんな。

 ニュース的には暑い一日だったらしいが、我が家は寒い。ホットカーペットが未だ活躍中。

 シンプソンズを見ているうちに就寝。

今日届いた本

 ベンジャミン・フルフォード「泥棒国家の完成」、貞本 義行「新世紀エヴァンゲリオン(9)」。綾波レイ・アクションフィギュア付き。だって、フィギュア付きのしか売ってないんだもん!(と言い訳してみる)。いや、マジに俺、フィギュアを買ったことなんて今までないし。しかし、なんで、Amazon で新品が1,785円で買えるのに、「新品/ユーズド価格」にはプレミア価格(3,800円から)で並んでいるんだろう……と思ったら、通常販売はもう売り切れてますな。コアな世界だ……。

 

2004/04/16(金)

日記

 昼飯は海鮮キムチ+ご飯。イカだと思って食っていたキムチが実は魚の内臓であったことが判明。そう言われると、なんかちょっと食べにくく思えてくるな。昨日までは美味い美味いと言って食べていたのに、知識による印象への侵食って怖いわあ。

 で、昼過ぎから出かけてちょいと打ち合わせ。どうやら次なる仕事のために新たな知識を身につけなくっちゃいけない状況。周りも自分も全くゼロというところからなにか作るのって結構楽しいけど、そうじゃなくて先行者を追いかけて追いつかなくちゃなんない状況っていうのは、俺はなかなか苦手なんですよ←俺がへタレたる所以。最初に劣等感からスタートするわけだからなあ。中途半端な完璧主義(なんか矛盾している言葉だが)も災いしそう。全然やったことのない仕事というわけではないけど、日進月歩の業界についていっているわけじゃ全くなかったし、大丈夫か、俺。

 打ち合わせの後、銀座で電話の住所変更(後回しになっている住所変更がまだ結構残っている)。

 帰ってからジャスコへ。ドーナツや野菜を買う。

 晩飯は大根と貝柱と小エビの中華風スープ+お寿司+ジンギスカンの残り。

 寝る前にドーナツを食いながらザ・シンプソンズを4話見る(以前に見たことある話だけど)。この時期のシンプソンズってかなり傑作揃いですな。

 

2004/04/15(木)

日記

 「銀座+イカスミパスタ」で検索してこのページに来る人が大勢。なぜ? テレビかなにかで銀座のイカスミパスタが食える店がとりあげられたの?

 昼飯は、海鮮キムチ+ご飯。こればっかり。

 今日は自宅作業。

 夕方よりジャスコにて買い物。トイレの電球が切れているので買う(というか、入居してから1年経ってないのに、同種の電球は次々切れている。どういうことか)。それから、昨日でお米を食い尽くしたので買う。面倒くさがりの時代に育った僕らはもちろん無洗米。

 買い物から帰ってきたら……3邦人解放のニュース(を mixi の中の記事で知る)。無事でよかった。でも、渦中の彼らは情報を制限された状況にいたわけで、なんとなく「浦島太郎」的な雰囲気も漂っている(語弊あり)。これから説明責任を果たしていかなくてはならないわけだが、それはかなりキツイものになるだろうね……。仕方ないところもある。一方、行方不明の2邦人については相変わらず情報がない。

 晩飯はジンギスカン。

 今日のmixi用似顔絵は「書き文字」系←意味不明。大学時の友人達を数人招待する。

自己責任?

 ここ数日、人質事件があって以来、あちこちで「自己責任」という言葉を耳にする。そして、多くの場合「『自己責任』で行った以上、彼らの生命が失われるようなことがあっても止むを得ない部分がある」という文脈で用いられている。でも、実は俺は、こういった物言いを聞くたびに、ものすごい違和感を感じている。それは「『自己責任』って呼ばれるものの中身って一体何なんだ?」という疑問から発するものだ。「自己責任」という概念はそんなに自明なものなのだろうか。

 そもそも社会的構造によって、「自己責任」とみなされうる範囲は変化するはずなのだ。たとえば、我々の社会では、「障害者がその障害故に生活に不便をきたすことがないよう社会基盤を整えるべきだ」という見解は(程度の差こそあれ)ほぼ共有されているし、実際行われてきている。でも、考えてみると、もし、「自己責任」という立場を一番過激な方へチューニングすれば、「切捨て」という選択もありえたのだ。曰く「自分のことは自分で」「社会に頼るな」。だが、我々の社会はそれをフェアだとは考えない。それは「自己責任」の範囲ではないと考えるのが普通だ。「自己責任」という概念がどこまで有効かという問題は、かなりのところ、社会構造によって規定される部分を持つのだ。

 だから、高度に産業化された社会、共産主義社会、農村社会、封建制の生きている社会……それらにおける「自己責任」とはすべて異なったものとなるだろう。おそらくは状況によって、以下のような概念と結び付けられたりする:「滅私奉公」「食糧の自給自足」「経済的自立」「競争化社会」「愛国心」……。これらの概念は、必ずしもユニバーサルなものではないことに注意すべきだろう。

 では、高度に分業化され、極度に多面性を持つようになった現代社会においては、いったい我々はどこまでが「自己責任」で、どこからがそうじゃないと考えればいいのだろう。

食糧自給?

 いや、現代社会においては、それは、多分、違う。では、

火事などの災害にあった場合は?

詐欺犯罪に巻き込まれた場合は?

社会全体の経済的状況や政治的状況のアオリを食らって会社が潰れた時は?

年金などの社会保障は?

社会的な役割を果たすべくおこなった行為については?

地雷除去活動をしていて怪我をした場合には?

自由な報道のために危険な地帯に足を踏み入れたら事故にあったというような場合には?

……だんだん俺は、結局どこまでを個人の「自己責任」に帰着していいのかがわからなくなってくる。現代社会においては「自己責任」という言葉は極めて定義しにくいものになっていると思う(近代社会が、「自我を持った個人」という概念から出発していることを考えるといささか逆説的状況ではあるが)。

 さらに、今回の事件に即して言うならば、我々は政府発表以外の報道を日常的に見聞し、それを判断の材料としているという事実がある以上、もしかすると、我々の責任のある部分をジャーナリストに対して委譲している側面があるという考え方もできるかもしれない。また、ボランティア活動をしている人たちについても、紛争地域における状況やそこで必要とされている行為が、我々が暮らしている現代的な高度消費社会の代償として発生しているという現実がある以上、同じようなことがあてはまるかもしれない。

 多分、「自己責任」とは、純粋に切り取りのできる概念ではないのだ。社会の相関性の中で、近似的に(あるいは便宜的に)用いられる概念だと考えなくてはいけないのだ。

 別に俺は、こういったことで、今回の事件への言及で飛び交っている「自己責任」という言い方の全てが間違っていると言っているわけではない。でも「自己責任」という概念がそんなに自明なものでもないことは、やっぱり強く意識すべきではないかと思うのだ。

 

2004/04/14(水)

日記

 雨。昼飯は、海鮮キムチ+ご飯。早く食わないと賞味期限が切れてしまうのだ。でも辛いから一度に大量は食えないのだ。で、今日は、orkut にも参加してみる(招待メールが来てたのに、spam に埋まっていて気付くのが遅れてしまっていた)。うむ、mixi とは随分雰囲気が違いますな。で、夕方より「ゆんたく」なる店で飲み会。初対面の人たちとの会話の中にいろんな発見あり。散会後、彼女がラーメン食べたいと言うので、一風堂へ。久々に豚骨ラーメンを食べた。タクシーで帰る。ところで、実は最近、「この日記もそのうち blog 化しないとな」と頭の片隅で思ったりもしている。もっとも、blog 的なページレイアウトについては、その定型性に関して、そろそろ揺り戻しも来そうな気もしますが。blog はずいぶんと普通のものになっちゃいましたな。blogger であることがある種のセンスの発露でありえた時期は過ぎつつあります。でも、TrackBack の仕組みって、やっぱり面白いと思うしな(いや、実はあんまり知識がないのだが)。時間と気力(と能力)があれば、自分で blog のシステムを一から作ってみたいなとも思うのだが……。

 

2004/04/13(火)

日記

 諸星あたるの誕生日。ところで、いきなりではありますが、鈴与グループの CM ってなんか腹立ちませんか。そう、あの、「見たことのないもの見てみたいな/鯨のダンス/北の国のオーロラ/アリンコの涙/いつかきっと見れるよね」というやつ。うん、まあ、「北の国のオーロラ」までは許そうとは思うんだな。でも「アリンコの涙」でムカッときますな。存在するわけないだろそんなもん。お前、「不思議ちゃん&かわいこ」ぶりたいだけだろ! しかもさらに油に火を注ぐのが、「見れるよね」のリフレイン。な、なに甘えるような言い方してるんだっ! 見たけりゃ1人でさっさと旅行の準備整えて出かけろよ。そーやって言ったら他人が助けてくれるとでも思っているのか? それとも「かわいー」って言ってもらいたいだけなのか? で、今日は定期更新日。占い CGI 納品やら、投票ページの準備やら。しかし、なんだかノーパソの調子が悪い。液晶部分をゆらゆらさせるといきなり電源が落ちたりする。む、ネジも一個とれている……。「このノートパソコンもそろそろ使い始めて2年だね。十分働いたな」というようなことを話していたのを聞いて、へそを曲げたのだろうか。で、相変わらず人質事件は目立った進展がない。終電で帰宅。今日のmixi用似顔絵は「大正ロマン」系。

今日届いた本 or 拾った本

 赤塚 不二夫「天才バカボン 大人気キャラ総登場なのだ!!編」、Joseph N.Hall「Effective Perl」、ロバート・アーリック「トンデモ科学の見破りかた」。あ、最後の本、実は大学院時の友人K君の編集ではないか。

今日届いたDVD

 「ザ・シンプソンズ シーズン 3 DVD コレクターズBOX 」。時計つき。

 

2004/04/12(月)

日記

 起きたら胸の痛みは消えていた。ほっと胸をなでおろす(駄洒落みたいだな)。新聞の休刊日。なんてことだ。昼飯は、海鮮キムチ+ソーキ+ご飯。相変わらず、まだ人質事件が解決してませんな。ニュースが気になって仕方ない。見てないと落ち着かない。というわけで仕事部屋にもテレビを装備することにする。いや、俺の使っているコンピュータ、キャプチャーボード積んでるから、別にそれで見てもいいんだけどさ、やっぱり作業画面が狭くなるのはイヤだし……。で、横目でテレビを眺めながら自宅作業。作業の合間に今日も彼女のmixi 用似顔絵を描く。今日は「見返り美人」系(日替わりテーマがあるのだ。見たい人はmixi 招待希望係まで)。晩飯は大阪コリアンタウン風ヤキソバ。めちゃくちゃ美味い。食事中もテレビを眺め続けるが人質事件はなんの進展もなし。ニュースもネタ切れきみなのか、ほとんどは通常番組に戻っている。なんとなくなぞなぞパズル番組を見る。全然、答がわからなくてイライラする。深夜の「試してガッテン」は前頭前野のトレーニングがテーマ。なんだか説明がインチキ臭い。ぜんぜんガッテンしないぞ。で、マンガ日記を描いて寝る。ところで、今日はウィルスメールがたくさん来た日でもあった。20通も来た。今までの最高記録だなこりゃ。あんまり嬉しくないが。あ、それから、今日は世間的には「暑かった日」ということになっているらしいが、俺の部屋に一日中いたら全然暑くないぞ。まだ寒いぞ。セーターなしではいられないぞ。暖房がまだ動いているぞ。……この部屋寒すぎ。

 

2004/04/11(日)

日記

 お昼頃起きたが、解放情報が来ない。また眠くなり再び寝てしまう。夕方になって起きる。相変わらず解放されていない。昨日のプルコギで焦げ付いた鉄板の掃除をする。割り箸でガッガッガッとこそげ落とす。綺麗になったので、油を塗って少し炙って、お手入れ完了。で、掃除したと思ったら、早速、再びの出番。晩飯はジンギスカン。美味い。羊肉ってもっと臭いもんだと思っていたが、臭くないのもあるのね(羊の年齢が高くなるほど臭いんだっけ?)。食後、床暖房の上で寝転ぶ。と、寝返りを打った瞬間に左胸に肋間神経痛。ギギギ。痛みに耐えながら、彼女のmixi 用似顔絵を描く(マンガ日記も描かなくては……)。深夜になっても解放情報が来ない。落ち着かない。今話題になっているらしい24をちょっと見る。寝る時間になっても左胸は痛いまま……。

 

2004/04/10(土)

日記

 夕方よりSさんとS君とN氏が来宅。緊急のニュースに備えてプロジェクタで映したテレビを横目に見つつ、みんなでプルコギやらキムチやらを食う。美味い。で、速報が来た。「3邦人24時間以内の解放」とのこと。よかった。武装勢力的にも利益確定というわけなのかな。裏ではどんなやりとりがあったんだろうね……。この筋書きからして日本人のメンタリティを知悉した人間(赤軍?)が背後にいるのではとの声も。でも、このファックスによる武装勢力の声明が本物かどうかは、現時点ではホントはよくわからんのだよね。で、朝方、客人は帰る。

今日届いた本

 ロバート・L・グラス「ソフトウエア開発 55の真実と10のウソ」。「プロジェクトが大失敗する原因には二つある。一つは見積もりミスだ」。もう一つは「仕様を確定できないことだ」。……だそうです。他にもいろいろと……。プログラマの人は自分の状況に照らし合わせながら読むことになるかも。

 

2004/04/09(金)

日記

 かけひきというのは難しい。早い段階でテロリストに利益確定させる必要は全くない。それはさらなる要求を誘導することにもつながりかねないから……。とはいうものの、近い将来、やはり日本は撤兵すべきだと俺は思う。そして、撤兵計画表明と同時に日本政府には、政権再構築の可能性も含め、なんらか自己批判をおこなって欲しい(政権移譲というのはひとつのスマートな手だが、でも、日本にはその受け皿がない……難しいね)。そして、今後の意思決定の基本となる論理をきちんと提出して欲しい。問題は、それをやるにしても時間がないことなんだよな……。俺、昨日からずっとテレビに張り付いている。寝るときもプロジェクタでニュースを見ている。しかし、ほとんど新しい情報がない。もちろん公開できない情報が多いということなんだろうけど。各新聞の社説を見比べる。読売サンケイは「ダッカを繰り返すな」。毎日は「卑怯です。解放してクダサーイ」。朝日は「全力で救出だ(撤退すべきかどうかは考え中)」。うーむ、毎日・朝日の歯切れの悪さが際立つ。こーゆー局面ではタカ派メディアの方が威勢いいですな(そういや、今日の石原都知事の記者会見もめちゃくちゃで「面白かった」な)。いや、別に、歯切れがよければいいってもんじゃないけどさ。それに派兵賛成派だったメディアがこの程度の議論で突っ張るっつーのは、ある種の責任感の欠如のような気も……。で、今日の昼飯は……食ってないな。昨日の自分の日記を読み返すと、なんだか夜の魔力に操られて書いたような感じで、ちょっとイタイ。しかし、まあ、一応削除せずに残しておくか。で、仕事場へ。CGI の納品作業など。で、早めに帰り、ジャスコへ。食材をどっさり買う。晩飯はお刺身とコロッケ。彼女のmixi 用の似顔絵を1枚描く。

 

2004/04/08(木)

日記

 俺、大ニュース知らずに、新宿で飲んでました。路上に舞う号外で事件を知りました。ショック。このままだと「現実的対応」という名の軍事行動に発展しちゃうんじゃないかとすっごく心配です(もちろんイスラム武装勢力のやったこの行為が卑劣極まりないということにも言及しておきます)。そもそも日本はイラクに派兵すべきじゃなかったんだよ。でも政府にとってはこういったこともシミュレーションの範囲内なんだろうな……。クソ、国家っつーのは一体なんなんだろうな。なぜ、我々は第一義的に「国民」でなければならないのだろうか。そして、なぜ、彼らは国家を代表して生命を云々されなければならないのだろうか。ものすごい違和感を感じますし、やるせないものがあります……。そもそも、俺は、国家という意思決定機構&運用機構の集合体が、あたかも単体で一個の意志を持ったオブジェクトであるかのようにイメージされることに、すごく抵抗を感じてたりします。国家とは概念的存在に過ぎない。手に触れるようなモノではない。でも、記号としての言語は、概念的なモノを現実のモノと同一の地平に並置し、等しく代数的取り扱いを可能にし、そして、現実のモノと同じく、概念的なモノにも実在性があると我々に錯覚させる。そして、その錯覚の上に、「愛国心」とか「国家としての意思」とかが構築される……。でも実際は違うんだ。そういうやり方が有効な時もあるだろうけど、本当は全く違う。国家という描像をベースにした小気味のいい言説や威勢のいい論調、わかりやすい図式的見解には、簡単に与したくない。たとえみっともなくても・かっこ悪くても・面倒くさくても・すっきりしなくても、我々はとにかくぐちゃぐちゃとたくさんのチャンネルを使って、時には国家という枠組みとは違うところで、対話して交渉して取引して、そうやって平和を保っていくしかないんだと思うのですよ。でも、実際の現実ときたら、個人の命を弄ぶ「国家」的取引ばかり……。なんでそうなってしまうのか。国家という概念を越えての連帯の仕方もあったかもしれないのに。国家的アイデンティティや宗教的アイデンティティとは別の枠組みで、社会を変革していく道もあるかもしれなかったのに。なんだか哀しくなりますね。あ、言っとくけど、俺は、アナーキストではないから。国家という意思決定機構&運用機構の集合体の有用性については否定するつもりは全くないから。問題は総体として我々がそれにどんなイメージを付与するかということで……。ちょっと話はそれるが、そういえば軍事的には国民国家という体制は最強なんだよね……。国民というフィクションの強みと恐ろしさですな。で、一応今日の日常的な出来事についても書いておくと、昼飯は肉味噌+ご飯+コンビニサラダ。週刊文春を読みながら、ちょっと仕事したり、 mixi したり。俺の作ったコミュニティへの参加者も増えてきました。嬉しい。夕方頃から、彼女の知り合い関連の人たち(みーんな出版業の人)と新宿の「ナビィとかまど」なる店で飲む。で、冒頭に続く。

 

2004/04/07(水)

日記

 昼飯は肉味噌+ご飯。最近こればっか。床暖房の上で転がってたら、そのまま昼寝してしまう(仕事しろよ>オレ)。今日も mixi。試しにコミュニティもいくつか作ってみる(コミュニティのアイコンって、その人の属性一覧としても機能しているよな)。で、彼女のmixi 用の似顔絵を2枚描く。最近、mixi のおかげで、彼女の Amazon 滞留時間が減ったらしい。無駄遣いが減るのはいいのだが……(ちゃんと仕事もしろよ>我々)。で、晩飯は……肉味噌+ソーキ+ご飯。毎日同じようなものばかり食べている。というか、味噌と豚とご飯しか食べてない……。寝転んでプロジェクタでニュースを眺めているうちに寝てしまう。寝ながら見るプロジェクタには催眠作用があるような気がしてならない。

「反動」としてのソーシャル・ネットワーク――ネットワークにおける「距離」概念の復活

 で、ぼーっとした頭でいろいろ考えたりするわけだが、ソーシャル・ネットワーキングって、普通のインターネット的な道具の中で一旦消えた明示的な「距離」の概念をまた復活させている部分があるような気がする。mixi を触っていると、頭の中で友達間のネットワーク地図が明確なものとして浮かんでくるし、「近い」「遠い」の感覚もかなり鮮明にイメージできる。でも、実は、ふつうのインターネット的道具ってその辺の「距離」感覚がないのが売りだったんだよね。実際、ふつうの Web では遠くへのリンクも近くへのリンクもフラットな立場で並立してたし、受信メールのリストの中でも、地球の裏側に住む人と遠くに住む人が隣り合わせだったりして、実は、そういう距離感の希薄さに我々はクラクラと酔いしれていたわけだ。で、それこそが、インターネットのスゴさでもあった。……結論はというと、「ネットワークの進歩とともに人間の認識方法も進歩しなくてはいけない」というテーゼの下では、この手のソーシャル・ネットーワークって、ある種の「反動」なのかもしれないね。すでに既存の距離空間を越えた新しい距離空間を模索すべき段階に我々は来ているのに、それから目を背けようとしているだけなのかも。

 

2004/04/06(火)

日記

 ぽかぽかの一日。いよいよ春だな。昼飯はコンビニおにぎり。で、地下鉄に乗って仕事場へ。サブウェイ→メトロの変更に伴って、ずいぶん色んな変化がありますな(最近ずっと自宅にいたから実際にきちんと目にするのは今日が初めてだったんだが)。たとえば車内放送。あれ、絶対、コンピュータによる合成音声だと思うんだけどなあ。なんだかアクセントが変。外国からやってきた人が最初に聞く日本語がアレっていうのはあんましいいことじゃないと思うのだが。それから、ロゴも変わりましたな。ああいう日常的な事柄に付随したデザインって、すごい時代性を伴っているもんなんだよね。おそらく、数年後に古いロゴの映った映像見たら、2004年以前の時代へのノスタルジーをものすごくかきたてられると思うよ。で、今日やった仕事:定期更新作業・他の人が書いた CGI の手直し・消費税表記変更・占い CGI 登録申請……などなど。そういえば、Kさんは、今、OMの周辺も取材してたりするんだと。なんかすげー興味ある。晩飯はカツ煮定食。仕事の合間に、相変わらずmixi。終電前には帰る。

今日の物欲

 UZ-US501 USBアクティブスピーカー。ちょっと欲しい。

今日もらった本

 山本 皓一「来た、見た、撮った!北朝鮮―カメラが追った“独裁国家”23年間の記録」。N君寄贈。お師匠さんなんだと。

今日買ったソフト

 PainterClassic のダウンロード販売だけど。

 

2004/04/05(月)

日記

 今日はずっと自宅作業。mixi に参加してみる。面白い。ちょっとご無沙汰気味の人達を中心に招待メールを数通送る。朝飯は肉味噌+ご飯。昼飯は蕎麦。晩飯は肉味噌+ご飯。うーん、栄養偏り過ぎ。で、久々にマンガ日記を描く。19インチ液晶ディスプレイを使っての初めてのマンガ描き。うむっ、こりゃいいぞ。画面がでかいとこんなに描きやすくなるものとは。道具っていい物使うに越したことないね(特に俺みたいに実力不足の人間にとっては)。で、気分よく4日分描く。その合間に、彼女のmixi 用に似顔絵を5枚ほど描く。順に、横顔・しっとり系・アクティブ系・にくらしカワイイ系・萌え系。見てみたい方は、私にこそっと連絡ください。招待いたします。

今日参加したサイト

 mixi。Mさんからお誘いを受けた今流行のソーシャル・ネットワーキングの1つ。この機会に、この日記も mixi から参照できるように、RDFファイルを作ってみることにする(手動なのでかなりインチキ)。しかし、この手のソーシャル・ネットワーキングって、結局、ネットの文脈的には、「ハチャメチャ化した出会い系サイトのコンセプトを仕切りなおしてなんらかの制御下に置こうという試み」といえるのかもしれませんな。でも、そのうち、人の名前を騙って登録するとか(クローズドだから、発覚するのに時間かかりそう)、偽人格作るとか、さんざん友達を作っといた挙句ばあっとそれらの個人情報をばらまくとかいった事件が起きそうですな……。

 

2004/04/04(日)

日記

 地震で目を覚ます。というか、完全に気付かずに寝てたが、彼女の声で目を覚ます。天井にプロジェクタでニュースを照らし、地震速報を見る。なんだ、意外に大したことなかったな。で、また寝てしまう。再び起きたのは昼前。日記を書く。昼飯は蕎麦。肉味噌と一緒にご飯を食ったりも。しかし寒いな。暖房器具片付けたばっかしなのに。くそ。で、また夕方頃から寝る。夜まで寝続ける。春は本当に眠い。晩飯は彼女が作ったパスタ。ズッキーニ・ナス・トマト・ピーマンがどさどさ入っている。これで野菜不足解消か。彼女は最近無線テレビにアツイ。キッチンにアンテナが来てないから、その代替手段を探しているらしい。新しくハードを買うという手もあるが、無駄遣いしたくないなあ。今持っているパソコン達を使ってソフト的にすむものならなんとかしたいなあ。というわけでちょっと調査。代表的なのは、HomeEdgeTVサーバーWhiteTVドコデモTV といったところか。いくつか試してみる。うーむ、やっぱりマシンパワー的につらいようだ。本質的には、2003/12/13 の日記に書いた、Windows Media エンコーダ を使った方法と同じなわけだし、仕方ないか。で、また寝る。歯磨きせずの、セーター着っぱなし、コンタクト入れっぱなし。

 

2004/04/03(土)

日記

 ぼーっとしているだけの一日。特に目的もなくネットサーフィン(死語)。昼飯は讃岐うどん。夕方、昨日に引き続きまた散歩。大分暖かくなった。というわけでハロゲンヒーターを物置に仕舞うことに決める。晩飯も讃岐うどん。昨日のアラ煮も一緒に食べる。少々野菜不足。フルーツジュースで誤魔化す。夜はネットオセロ。チャットで出鱈目な英語書き連ねるのにも慣れてきた。

今日のニュース

 「メス化現象の原因は女性尿との調査結果」。まあ、これって既に去年あたりの段階でそういう話は聞いてたけど。山形浩生も言及してたし。というわけで、よく言われる現代男性のメス化の原因も、結局は彼らの好む変態的行為に起因する可能性が大なのであって……(←嘘が含まれているので注意)。

今日届いた本

 鳥山明「ドラゴンボール 完全版 33 34」、四方田犬彦「ハイスクール1968」。

 

2004/04/02(金)

日記

 朝、液晶ディスプレイが届く。SHARP のLL-T19D1-B なる製品。早速つなげてみる。うむ、最近の液晶ディスプレイはなかなか綺麗ですな。経年劣化した CRT よりは全然いい。嬉しい。で、今日も自宅作業。占いのテキストデータ直しなど。昼飯はトンカツ&飯&サラダ。夕方、近所の水辺の新しい公園を散歩。その公園、やっと昨日囲いがとれたばっかし。うむ、なかなか素敵な公園だ。天気もよくなってきたし。気持ちいいな。で、その足でジャスコへ。食材の他に、電球や椅子なども買う。いや、椅子は買うつもりなかったんだけど、電球買うときに(残り1枚の)1日割引券を行使しちゃったなりゆきで、椅子もこの機会に買ってしまおうということに……。本屋にも寄る。ドラゴンボール 完全版 33 34が出ている。この2冊、Amazon で予約注文したんだけど、まだ届いてないなあ。よし、今すぐ読みたいから Amazon の方はキャンセルすることにしよう。というわけで買ったが……その時点で Amazon が「発送作業開始」になっちゃっていてキャンセルできないこと判明(彼女の i-Mode でチェックしました。俺のPHSの「なんちゃってi-Mode」じゃうまく操作できないんだよなあ)。がーん。しょうがないので、本屋に謝って返品。とほほ。晩飯は、魚のアラ煮&肉味噌(彼女の手作り)&イカ墨スープ。美味い。満腹の余韻でそのまま床暖房の上にごろりと転がり眠り込む。

今日買った本

 安彦 良和「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (6)」。

今日知ったサイト

 いくとこガイド。なんと航空写真マップつき! しかし、航空写真というのは意外にわかりにくいものですな。実家のあたりの写真を見ても、どれが俺んちかなかなかわかんなかったもん。普段なにげなく使っている地図というのが実は高度に記号化された表現である(それゆえ可読性がある)ということを実感。

 

2004/04/01(木)

日記

 いい天気。映画の日。とりあえず緊急の仕事もない。というわけで外出して映画を見ることにする。まずは恵比寿ガーデンプレイスにて「グッバイ、レーニン!」。素晴らしい映画。今んところ今年の俺的ベスト1。単なるノスタルジーでもないし、現実の肯定でもない。全く、歴史の波の中で個々の人間が生きていくというのは大変なことであるなあ。もう泣いて笑うしかないじゃないか。で、次にメディアージュにて「イノセンス」。毀誉褒貶の激しい映画ですが、いや、結構面白いではないですか。俺、実は、前作のDVD は見たけど、マンガは読んでない。というわけでそんなに予備知識が頭に入っていたわけではないのだが、普通に楽しめましたよ。前作より面白かったかも。でも(以下ネタばれ)最後に、誘拐された子供のゴーストがコピーされてたっつー謎解きがあったが、それまで散々人間機械論とか心が情報に還元できるっつー話をふっといた後、あれやっちゃうのは、魂の超越性を暗示することになって、なんか単純にそういう帰結の仕方していいのかなあと感じましたな。それから、「脳が焼ける」っつーのは、なんだか昔のマンガで「カイセキフノウ・カイセキフノウ」っつって爆発するのと同じで、そんなのありえんって思ってしまったよ。その後、一旦部屋に戻ってメールチェックした後、出直して3本目の「ラブ・アクチュアリー」。まあ、普通に面白い。で、帰った後、いくつかメールを書いて、就寝。あ、それから、O君、結婚するとのことでおめでとう(って、まさか、エイプリル・フールの嘘じゃないよね?)。