2004/07/31(土)

日記

 昨日に引き続き東京見物。今日の予定は、科学未来館上野動物園

 科学未来館といえば今やメガスターなるプラネタリウムがウリ。しかし、到着時には10時30分の回の入場整理券はたちまちハケてしまっていて、結局16:50の回を見ることに。今開催中の認知科学会の出席者が予約占有したのではないかという疑惑が持ち上がる。しかたない、先に上野動物園にいくことにするか。

 お台場発の水上バスにて浅草まで移動。川から東京を眺める。つまりは、東京という街をいつもと違う視点から再確認するという行為。街の変化の歴史が見え、非常に興味深い。しかし、日差しが暑い……。すっかり日焼けしてしまった。

 銀座線にて上野へ移動。動物園へ。Kくんはバテ気味。少し端折り気味で回る。キリン省略。カバも省略。オカピも省略。パンダは見る。ゴリラも見る。トラも見る。いつの間にか復活したライオン(ただしインドライオン)も見る。

 再び科学未来館へ。展示見学がほとんどできないうちにプラネタリウムの時間。やっぱすげー。

 デックス内で食事。遠くで隅田川の花火が上がっているのが見える。

 デックス内で買い物。Kくんはカブトムシを購入。

 で、帰宅。寝る前にプロジェクタでアニメを見たりも。

 実は、今日やったことについては、昨日と同じく公開日記とは別に詳細を時系列的に記録した日記もあるのですが、まあ、それは内輪用ということで、ここには転載せず。

今日届いた本

 三浦 建太郎「ベルセルク 27」、井上 雄彦「バガボンド 20」、アルンダティ ロイ「帝国を壊すために」「誇りと抵抗」。

 

# ヨシヒサ 『カブトムシは購入するもんじゃない!!・・と言えるのも今は昔か(>_<)』

2004/07/30(金)

日記

 次期バージョンの超仮版がとりあえずできる。アップして連絡。

 その後、別のところ用の請求書を作成。あんまり遅れるといろいろと面倒が生じるのでやっとかないと。でも、あまり時間がとれないので、実は1週分作っただけ。

 その請求書を持って移動。

 受渡し。というか、Mさんがまだ不在なので、机の上にメモ書きとともに置いてくる。

 「声が嗄れている」といわれる。うむ、昨日、うっかり冷房つけっぱなしの部屋で寝てしまったからかな。

 各種清算も行う。

 建物を出る時、Tさんに会う。「ご苦労さん」。いや、ほんのさっき来て、今帰るところなんですが。

 地下鉄に乗って、いつも降りる駅を通り過ぎ、終点駅へ。そこで義妹とその息子Kくんが待っている。今日は東京見物なのだ。

 というわけでディズニーランドに行ってきました。詳細については非公開。

 

2004/07/29(木)

日記

 寝付けない。しょうがないので作業進行。メインは次期バージョン。見た目を記述するリソースファイルを地味に制作。他人が作ったツールで作っているわけだが、これがまたよくできている。しかし、慣れない。なかなか進まない。

 今回バージョンの未だに残るバグは、完全に潰れたわけではないのだが、とりあえず一部修正保留ということで、夕方ごろには、本番機アップバージョンが確定。

 で、次期バージョンの制作に注力。

 夕方、少し眠くなったので寝る。

 起きたらすっかり夜。また作業に戻る。

 恒例のジャスコへの買い物。でも彼女1人で行った。俺は相変わらず作業中。しばらくしてから、荷物持ち帰るのだけ手伝ってくれとの電話。ちょっと外出。

 晩飯は刺身。

 というわけで作業は進行し、少しずつ出来上がっていく。時間は朝へ。

 日記が溜まっていることに気づく。しかし、コンピュータに向かう作業ばかりだと、なにか行動したという気分がない。昨日と今日、俺はなにをしていたのだろう。あまりにも単調過ぎて、日にちの感覚さえ失っている。

 

2004/07/28(水)

日記

 今日も朝から仕事。次期バージョン用の接続&データ入れ替え関係のルーチンを書く。同時並行で、今回バージョンの未だに残るバグを潰す。なかなか消えん。たまらん。

 なんだか疲れてきたので、夜には少し別種の作業。某コンテンツ用の作成支援環境と指定時刻自動FTP環境を整える。

 彼女が、改行コード置換を複数のファイルについて置換する方法について調査している。おそらく、tr とか find + perl で処理するのが普通だと思うよ。たとえば、find -name "*.txt" -exec perl -i~ -pe 's/(\r|\r\n)/\n/' {} \; とかね。いや、俺は別の自前ツール使うことが多いけど。

 で、そうこうしているうちに朝。冷麺を食った後、寝る。

 

2004/07/27(火)

日記

 今日は早起き。全くの無風。暑いよアツイよ。

 やがて始まる近くのビル工事作業。ガーンガーン。パワーショベルの先に掘削機を装備して石を砕いている。うるさいっつーの。たまらんので窓を閉める。なおのこと暑い。もう冷房なしでは死んでしまう。スイッチオン。工事業者よ、冷房代払ってくれよ。

 昼飯は昨日のチャーハンの残り。

 で、今日も相変わらずの作業。次期機能追加バージョンの開発作業をはじめる。並行して、昨日までの分の修正作業。細かいのがたくさん。「修正⇔モニタによるフィードバック」というサイクルではもうフォローしきれないので、急遽、実際の端末を送ってもらう。これで効率アップ……だといいな。

 夕方、外出。電車の中で寝てしまう。

 今日は定期更新作業。作業の合間に、LAN内サーバHの一部停止作業。このマシン、もう5年以上、休みなく動いている。ほとんど故障や障害もなかった。でもそろそろ引退の時期。よくがんばったよ、あんた。バックアップ作業などもする。

 定期更新作業の途中で抜けて早めに帰る。うちで諸々作業の続き。

 疲れたので夜更かしにならないうちに寝る。寝る前にカレーを食う。

 そろそろマンガ(作品|日記)も再開したいな。来月、8月こそは。

 

# ヨシヒサ 『請う!!!マンガ日記!!』

# シロ 『食欲なくなる方法教えてください(涙』

# morimon 『飴をなめ続けるというのはどうでしょう。血糖値がキープできるので、食欲はほどほどになるし、単位時間当たりのカロリーは低いし。』

# 是臼 『飴をなめて禁煙した人が二ヵ月くらいで激太りしました。飴は脅威。個人的には歯みがきガムがオススメです。長時間かんでても、軟らかくならず手ごろな噛み心地がキープされます』

# morimon 『そうか。そうなのか。でも、俺、ガム、ダメなんだよね。ずっと噛んでいると、食い物じゃないものを食っている気がして、段々気持ち悪くなってくる。』

2004/07/26(月)

日記

 朝の雨。空気が冷ややかになっていくのがわかる。

 そういえば、今朝、フセインを匿う夢を見た。随分と色んな話をしたが、ほぼ忘れた。こんな夢を見たのは、きっと、山田 寛「305 ポル・ポト<革命>史 虐殺と破壊の四年間」の印象が頭の中で発酵したからに違いない。

 昼飯は塩サバとキムチと納豆とご飯。

 今日はなんとなく力が出ない日。やらなくちゃいけないことはたくさんあるのに。こういう日は日常の細々としたことを処理するに限る。

 週末に客が泊まるので、カーテンをちゃんとつけようということに(いまだに仮カーテン)。サイズを測る。

 管理事務所へ。流しのパイプとペンキはがれの修繕を頼む。

 ジャスコへ。礼服などをクリーニングに出す。

 皮膚科に寄る。「順調ですね」。治療の成果が出ているらしい。

 カーテン屋に聞くと、オーダーカーテンの納期は10日以上先と言われる。しかたないのでスダレを3つ買う。ン百円。カーテンに較べると異常に安い。カーテンにはまだ価格破壊の余地がありそうだな。

 客用の布団も一そろい買う。…って、最近の布団ってえらい安いな。服買うより安いよ。

 食材もちょっと買った後帰宅。

 晩飯はチャーハンと大根のスープ。

 急に眠くなり、そのまま就寝。

今日買った本

 あだち 充「KATSU! 13」。

 

# Yuri魚 『フセインはソルボンヌ留学とかもしてるし、罪状認否のコメントも論理的でだてに専制君主を何十年もしていないという感じでしたしね。カーテンは確かに高いです。一軒分新調すると数十万円になることだってめずらしくないですよね』

# morimon 『そういえば、ポルポトもフランス留学してますね。独裁者はフランスがお好きなんでしょうか。しかし、カーテンはなぜあんなに高いんでしょう。規格化が不十分なのがネックなんでしょうか。』

2004/07/25(日)

日記

 起きたのは夜。アイスばっかり食べてる。

 風が強い。部屋に空気が通るのはいいのだが、少々埃っぽい。さわやかさに欠ける。

 昨日今日は仕事をしていない。すべきことはあるのだが……。

 グダグダと過ごしているうちにまた眠くなってくる。寝る。久々に通常人が就寝する時間に布団に入ったという感じ。

 

2004/07/24(土)

日記

 昨日から起きっぱなし。完全に夜型になってしまったか。

 今日は彼女の誕生日。彼女が寝ている隙にケーキを買ってこようと思う。というわけで朝からジャスコへ。む、まだケーキ売り場が動き出していない。2階のソファー売り場にて週刊文春なぞ読みながら9時を待つ。

 「開店15分前です」「開店10分前です」「開店5分前です」「開店です」。早速ケーキ売り場へ移動。生チョコケーキを買う。売り場のオバサンの手際が悪くて少々いらつく。そして買ってから思う、サーティワンのアイスクリームケーキでもよかったなと。

 帰宅後、ケーキを冷蔵庫に隠す。ケロロ軍曹のアニメを初めて見る。ビデオに録っとく。ポコペンがペコポンになっている。放送禁止用語だからかな。「ポコペンポコペン誰が突っついたポコペン」という遊びがありますな。あれって日本兵が銃剣で中国人を刺し殺す様を描写してるんじゃないかと俺は思っているのだが。ついでにいうと、最後に突つかなければ、鬼になる可能性は劇的に減ると思うのだが、子供の遊びのルールって謎。俺も寝る。

 起きたのはもう夕方。今日は銀座嘉泉なるお店で外食予定で、すでに予約も入っているのだが(誕生日を迎えた彼女自らが予約したというのもなんなのだが)、その予約時間が迫っている。1時間遅れますと連絡。で、準備して移動。

 食ったのは特選フカヒレコース。美味。5割引でコストパフォーマンス的にもgood。

 帰り道、「ケーキが欲しいなあ」という彼女。「うち帰ってから冷蔵庫見てみなよ」「ほんとにあるの?」。信用されてない。

 帰ってから冷蔵庫を開けて「ほれ」。ローソクをたてて吹き消すというイベント。おめでとう。ジェフ・ベックの番組など見ながらケーキを食う。

 彼女と一緒にケロロ軍曹をまた見る。

 その後、就寝。布団の中で読書など。なんだかおなかがすいてきたとのことで、彼女が点心を蒸す。食う。気がつくと朝。

 

2004/07/23(金)

日記

 朝まで仕事していた。朝方から昼にかけてちょっと寝るが、ほとんど仮眠。だって彼女が「警察呼んで!」なんていう寝言を言って、俺を驚かすんだもの。

 で、昨日の仕事の続き。リソースファイルいじりやら、資料作りやら。慣れない作業。時間がどんどん過ぎていく。

 晩飯はパスタ。

 23時を過ぎたあたりで猛烈に眠くなる。すこし眠りかけたが、本格的に寝る直前でなんとか踏みとどまりジャスコへ。食材などを買う。

 メスのカブトムシがまた産卵しているようだ。深いところに潜って動き回っている。容器を足で擦りながら進む。ギシギシ。少し不安なのは、地中を這い回っているうちに、このメスがうっかり幼虫を傷つけたりしてはいないかということ。

 ……で、また仕事に戻る。そうこうしているうちに再び朝。

 果たして幼虫は無事だったか。心配になって土を部分的に掘り返してみる。卵2つほどとごく小さい幼虫1匹しか見つからない。ひょっとして……子殺しが行われたのか。暗い想念が頭の中を巡る。いてもたってもいられなくなり、新聞を敷いて容器の土をぶちまける……うわあ、いるいる。幼虫いまくり。いい加減に数えても50匹近く確認できた。スゴイ数だな。こいつらが全部成虫になることはないだろうが……。というわけで、カブトムシ飼育箱の主人公は今やこの幼虫達。いい機会だから容器とそのまわりを大掃除した。カブトムシの夏はほぼ終わり。来月くらいには三齢幼虫になるだろう。その後は、来年の春まで大きなイベントはない。俺はゆっくりと待つだけ。そして最後に1つ白状。卵1つ潰してしまいました。合掌。

 

2004/07/22(木)

日記

 ものすごく眠い。2人ともこんこんと眠る。起きたのは夕方に近い時間。

 昨日までと打って変わって今日は随分涼しい。彼女曰く「寒いくらい」。

 仕事をする。微修正がたくさんあってなかなか大変。オリジナルは人が書いたソースだから、その解析から始めなくちゃならない。

 晩飯はイカスミパスタ。

 仕事の関係で携帯端末が複数。しかし未だに携帯には慣れない。というか、あまり携帯には物欲を感じない。シンプルでインターフェースが良ければいいんだけど、今の携帯はそうじゃないからな。本質的でないインターフェース形式を憶えようという気力は、この年になると段々衰えてくる。

 結局朝方まで仕事。

 そろそろ寝よう。

 

2004/07/21(水)

日記

 帰省の準備。思いの外準備に手間取る。9時半を少し過ぎたくらいの時間にやっと出発。寝不足気味。30分ほど仮眠をとったのみ。

 照りつける熱い太陽光に炙られながら駅へ。今日も暑くなりそうだ。

 地下鉄・JR・近鉄を乗り継いで、実家と一昨日に亡くなったおばちゃんの家のある三重へ向かう。

 道中、本でも読んでようかと思ったが、実際はかなりの時間、座席でウトウト。

 昼飯は新幹線の中で弁当。たこめし。結構うまい。時間がないので近鉄電車の中でこそっと礼服に着替え(もちろん「俺が」だよ)。彼女は衝立代わり。うっかりネクタイを忘れてきたことに気づく。親に連絡して用意してくれるように頼む。

 やがて近鉄宇治山田駅に着いたのでそこからはタクシー。すでに開始の時刻の14時を過ぎている。

 到着したころには、告別式のメイン部分は既に終わり(がっくり)、一行はお骨を墓に納めるべく行進中(遺体はすでに朝のうちに焼かれている)。我々はそれをおいかける。墓はすぐ近所。

 この墓場はそんなに広くないのだが、結構古くからあるらしい。古くなった墓石は脇に積まれたりしている。元禄やら天明やらの江戸時代の墓もけっこうある。後、目立つのは戦死したと思しき若い男性のお墓。軍隊での位が名前の後に書いてある。

 皆で順番に、墓に葉っぱで水をかける。納骨する。土をかける。

 で、普通ならこれで終わりだが、うちのあたりの風習として、朝熊ヶ岳の上にある金剛證寺奥の院に行くというイベントがある。

 皆が車に分乗して、山を登る。少し車酔いする。

 奥の院には、ずらずらと1〜8mの高さの卒塔婆が立ち並んでいる。1万柱あるらしい。

 お坊さんにお経を唱えてもらう。

 オニヤンマが飛んでたり、ウグイスが鳴いてたり。都会で暮らしている身にとっては新鮮。

 子供たちは山から海を見下ろす望遠鏡に群がっている。投入するための10円玉を何枚かあげたらえらく喜んでくれる。子供というのは素直というか、単純というか。

 山を降り、もう一度お墓へ。山の上でもらってきたものをお墓の前に置いたのだと思うのだが、ちょっと離れたところからその様子を見ていたので、詳細不明。

 母親からおばちゃんの最期の様子を聞く。5月15日に帰省した時にはまだ会話もできる状態だったが、その後、数日して意識不明の状態になったらしい。うちの両親やおばちゃんの家族はずっとかわりばんこでつきっきりの看病をしていたとのこと。そして、7月19日の夜に亡くなった。

 去年の2月12日に初めておばちゃんの病気の話を聞いてから17ヵ月。その間、体調も良かった時期もあり、俺たちの結婚式にも出てもらえたし、外国旅行にも行っている。でもとうとう亡くなってしまった。おばちゃんの笑顔がもう見られない。みんなが寂しい。

 晩飯として仕出し弁当をいただく。量が多くて食べ切れない。

 おばちゃんの家は実はかなり古い建物らしい。築110年ほどなんだと。お風呂は未だにマキ。

 兄の運転する車で駅まで送ってもらう。19時53分の近鉄特急に乗る。

 電車の中では2人ともずっと寝ていた。

 名古屋では、電車の乗り換え待ちの間にJRセントラルタワーズの展望台に上る。このビルは少し誘導表示がわかりにくい。下りる時にちょっと迷ったりした。

 のぞみの東京行き最終便に乗る。2人ともまた寝る。23時58分に東京に到着。

 帰宅後、オス2号の死亡を確認。残るはメスのみ。幼虫はどんどん大きくなっている。代替わりが進む。

 そして朝まで仕事。

 

2004/07/20(火)

日記

 オス1号が死ぬ。成虫になって40日ほど。連日の暑さがきつかったのだろうか。一番ケンカが強い個体であった。

 窓の外で乾燥させてあったオス3号の遺体は、いつの間にか消えてしまっている。風で飛ばされたか、カラスかなにかがくわえていったか。

 朝のうちに起きたが、しばらくするとバテてきたので、また横になる。活動再開したのは昼過ぎ。

 都心では観測史上最高の39.5度まで上がっているらしい。エアコンについている温度計は室内/室外共に34度を示している。暑いのはもうイヤ。やや風があるのが救い。

 2つの仕事を並行して作業するうちに夕方。

 明日は伯母の告別式。その準備のために彼女は急遽買い物へ。俺は本日更新分の作業のために地下鉄で移動。

 Sくんとも話したが、確かに気温は高かったけれども、意外に我慢できる暑さだったかもしれない。湿度は低めらしい。もう少し温度が低くてもジメジメした日の方が辛いかも。

 作業はつつがなく終了。終電の1本前の電車で帰宅。

 うっかり電車の中で寝てしまって、終点へ。

 吉野家で豚丼を食った後、タクシーで帰宅。

 オス1号の遺体も消えてしまっている。やはりカラスか。図らずも鳥葬というわけだ。お墓を作るにしても、土が露出していて遺体を埋められるようなところは都会には少ないし、かといってゴミ箱に捨てるのは抵抗がある。鳥に食べられて、まあ都合がよかったとも言える。

 結局このへんの「やりにくさ」ってのは近代生活の問題点を照らし出しているのかもしれない。

 本来、死が生命の源になり生命は死に還元するというのが自然界というもの。しかし、人工的「清潔」インフラでは、まるっきりそのへんの事情が隠蔽されている。

 人工的「清潔」インフラで問題になるのは、それが不要であるか有用であるかという一点のみである。我々は、社会的・経済学的に、「ゴミになったもの」と「ゴミでないもの」という即物的な2分法をいつも強いられている。全てのものはどちらかに分類されて適切にパッケージングされなくてはならない。ここには聖性や尊厳といった概念はなじまないし、入り込む隙さえない。

 「生と死」は我々の目には見えないところに隠されている。

 しかし、我々はそれから完全に逃げ切れるわけもない。時々、直面して、うろたえる。

 近代生活とは、パッケージの社会と言ってもいい。日用品のパッケージ。電化製品のパッケージ。食べ物のパッケージ。ゴミのパッケージ。生き物のパッケージ。死体のパッケージ。

 でも、それになじまないものが、やはりあるような気がする。

 次にカブトムシが死んだら、ちょっくら山奥や河原まで足をのばして死体を捨ててこようか。

 なんだかわけのわからんことを書いているな。いかん。少し混乱しているです。

 というわけで、作業を1つすませてから就寝。……といいつつ、寝ていない。どうやら、起きたまま帰省となりそうだ。

 

# nyaolin 『暑すぎます。カブトムシってあんな厚い服着てたら暑くてたまらないでしょうね〜』

2004/07/19(月)

日記

 昨日から起きっぱなしで仕事。プログラミング作業の他に新端末不具合検証作業なども。昼過ぎにはほぼ目処がつく。一旦寝よう。

 次に起きたのは夕方。また仕事再開。彼女は外出。メガネを受け取りに。

 素材類をパッケージ化して、とりあえずのものをアップ。さらなる改良バージョンも月末までに制作する必要があるが、まあ、今日のところはこれでいいだろ。

 修正依頼が来るまでは空きの時間。ネットを散策したり、ハードディスクの掃除をしたり。

 彼女が戻ってきた。メガネもなかなかいい感じ。一方、俺はなんだか眠くなってきたので横になる。

 兄から電話。伯母の訃報。明日は通夜。葬式は水曜日。水曜に帰省予定。

 晩飯に彼女が作ってくれたチャーハン。

想像力の欠如?

 食事しながらテレビを見ていると、小泉首相が水害の被災地を訪れて「テレビで見たよりひどい」と語っている(参考ニュース:新潟・福島豪雨、激甚災害指定を検討 首相が指示)。

 つまり、その時点までの情報から状況を正しく認識するための想像力を彼が持ち合わせていなかったのか、あるいは、その時点で彼に届いていた情報が不十分だったかのいずれかということになる。行かなかったらわからないままだったとも言える。「最高権力者」がこんな調子では、他の場面でも適切にいつも判断できているのかが少々心配である。

 もし、彼を今イラクに連れていったらやはり「思ってたよりひどい」と口にするのだろうか。

 でも、まあ、こういう言い方は決まり文句であるとも言えるのだが。ただし、決まり文句でしか語らない政治家というのも問題ではある。

 

# ヨシヒサ 『「人生いろいろ」もそうだけどこの人はしゃべる前に考えると言う事が出来ないのかね!!>某首相発言』

2004/07/18(日)

日記

 昼過ぎ……というか夕方に近い時間に起きる。

 今日は仕事をしなくてはならない。がんがんやるのだ。がんがん。

 途中、おやつとして昨日のあまりの肉まんを食う。

 晩飯は点心(昨日N&I夫妻が持ってきてくれたもの)と水菜のサラダ、シラス。

 成虫1匹の死亡を確認。6月22日に羽化したオスである。一番でかかったのだが、ケンカはあまり強くなく、体は傷だらけであった。最後に羽化した成虫なのに最初に逝ってしまうとは。享年26日。短命であった。合掌。

 ……で、その死体の隣でオス2号とメス1号は交尾している。あんたらなあ……。

 オス1号も少し弱り気味のようだ。この暑さにまいっているのだろう。

今日届いた本

 山田 寛「305 ポル・ポト<革命>史 虐殺と破壊の四年間」、松本 仁一「カラシニコフ」。

 

# morimon 『遺影:http://www2c.airnet.ne.jp/~morimon2/DIARY/img/dead.jpg

# ヨシヒサ 『まさに「生と死」が隣り合わせ!!いや、笑いごっちゃない(>_<)>死体の隣でオス2号とメス1号は交尾』

2004/07/17(土)

日記

 昨日から起きたまま朝。仕事をする。プログラムの解析作業。肝の部分はほぼ頭に入った。機能拡張に伴う変更の方針を考える。

 今日は客人が来る日。でも、それまでずっと起きっぱなしというのもなんなので、少し寝る。

 昼過ぎに起きる。掃除開始。でも、終了しないうちに、Nさん&Iさん夫妻が到着。すんません、まだ準備が……ということで、少しジャスコで時間つぶしてもらう。

 30分ほどしたところでなんとか仕事部屋から便所掃除までの一通りの掃除完了。K井氏、I君、K永氏、そして、少し遅れてS君という具合に次々と他の客人も到着。

 で、いろいろ食う。皆でこねるところから始めたベーグル&肉まん&花巻、Iさん謹製のタコのカルパッチョ&タコのキムチ炒め(Aさんから送っていただいたタコを使用)、冷奴のシラスのせ(これまたAさんから送っていただいたシラス使用。感謝です)、彼女手製のチャーシュー・トンポーロー・杏仁豆腐。いずれも美味。

 壁にはプロジェクタで投影したツール・ド・フランスの生中継。途中でストップして、競技をあきらめかけてしまった選手にかけよって励ますコーチ(?)がいたり、まわりの選手が尻を押して叩いて励ましたり、なんだかこのスポーツ、牧歌的で人間くさいところがありますな。

 会話の中で、初めて俺は、3000m障害という陸上競技の存在を知る。陸上なのに障害として水濠があるんだと。みんなびしょびしょになるんだと。しまいには泳ぎ出す人間も現れるんだと。なんと愉快なスポーツなのだろう。そして、実は、れっきとしたオリンピックの正式種目なんだと。というか、陸上やっている人ならみんな知っている競技なんだと。なんと! いやー、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるのだなあ(以上、リンク先の写真はこのあたりとかこのあたりにあったものです)。

 しかし、今日は暑い。8人が一部屋にいて、オーブンとか食器乾燥機とか蒸し器×2とかが稼動中なのだから仕方ないといえばしかたないのだが、それにしても暑過ぎる。というわけで、隣の部屋のエアコンもつける事にしたのだが……一時間ほど経過したところで某氏曰く「床が熱いよ」。満腹になった彼は隣の部屋で寝転んでいたのだがどうも汗が出て仕方ないらしい。どういうことかと思ったら、あ、俺、エアコンじゃなくて床暖房つけてましたよ……。

 夜もふけてきた。お土産用に各々ベーグル&肉まん&花巻をつつんで、帰る準備をととのえ始める。

 そして運河へ。K永氏が買ってきてくれた花火で遊ぶ。

 最近の花火は少し時間も短めで、色も単調な気が。日本製じゃないからかな。でも、すっごい久しぶりの花火。楽しい。

 そして解散。楽しい一日であった。

 明日は頑張って仕事しないとな。

 

# nyaolin 『楽しかったです。ありがとうございました〜』

# kamesato 『あー、しまった。花火があったのだな。』

2004/07/16(金)

日記

 朝、コップ一杯の水を飲む。夜の間に体から蒸発した水分を補充するのだ。ん? ちょっとおなかが痛くなってきた。布団を蹴飛ばして寝てたから、少し寝冷えしたのかも。下痢とかじゃあないのだけれど、ちょっとキリキリ。また横になる。

 昼過ぎに再び活動開始。しかし、まだおなかが痛む。メール書きなどをする。また横になる。

 夕方にはほぼ腹痛も止まる。なんだったのだろう。

 ビックカメラへ。電車の中ではサイゾーの8月号を読む。

 新メガネを受け取る。帰りはそのメガネをかける。駅の鏡の前なんかではつい覗き込む。自分で言うのもなんだが、前のメガネより似合っているかも。よい人そうに見える。彼女にも評判がいい。

 夜、コンビニで買ったおにぎりを食う。うっかり、FOX チャンネルにてシンプソンズを見る。いかん、仕事をしなくては。やるべきことが山積中なのに。

 明日、客人が来るので、ダイニングテーブルのあたりにある CATV チューナー&プロジェクタ周りの配線を整理する。

 

2004/07/15(木)

日記

 下のコンビニで雑誌を2冊ほど買って読む。

 どうでもいいが、楽天で「腐葉土」を検索すると、ワインばっかり出てきて困る。「腐葉土の香り」なんていう表現はやめなさい。腐葉土ってそんなにいいニオイかね。こちとらカブトムシ用の腐葉土を探しているだけなのに。

 午後2時ごろ、東京ベイネットワークの人が来て、CATV 用 STB の設置作業。いろいろ説明を受ける。デジタル化されていろいろ高機能になっているのだな。アンテナの配置上、今あるケーブルだけだと置きたい所に設置できない。というわけで、ジャスコへ行って、長いアンテナケーブルを買う。

 彼女は名刺作り。俺の名前の横に添えるイラストが必要と言われたので、6月18日のマンガ日記のカブトムシを流用してもらうことにする。

 夕方より大手門近辺にて打ち合わせ。外は暑い。湿度も高い。ほとんど亜熱帯。10日連続で真夏日なんだとか。

 マクロバイオティックを掲げるレストランにて夕食。Tさん曰く「アメリカなんかだと、自然食を食べるっていってもそれは生活の一部でしかないんだけど、日本だと宗教じみたりするから……」。ユートピア思想・左翼活動・エコロジー・ニューエイジ・新興宗教……。社会に対して違和感を持つ人たちの受け皿になっているという点は共通しているのだろう。その時代につれということか。

 帰宅してからゴミ捨て。それからジャスコへ行って買い物。

 夜食にソバ。

 深夜、試用がてら、CATV を眺める。B-CAS カードが不足中とかで、BS デジタルと地上波デジタルがまだ見れない状態というのは少し悲しい。

 

2004/07/14(水)

日記

 昼前に起きる。でもまだ眠い。少しメールチェックなどをした後、寝転びながら新聞を読んでたら、そのまま寝てしまう。

 夕方、また起きる。カブトムシに餌をやる。日記など書く。彼女が晩飯にチヂミを作ってくれる。食べる。新聞を読む。眠くなる。また寝てしまう。

 深夜、また起きる。仕事をする。投票コンテンツの準備やデータ整理、それからいくつかの込み入ったメール書き。そしていつの間にか朝。もう15日。

 

# 高校生 『探し物中偶然このページ見させてもらいました。マンガ日記がいいですね。2004年分制覇しちゃいました!今年の暑さはカブ達にもきついと思うので気をつけてやってください。私事ですいませんが今MacOSXパンサー探してます。学生なんでオークションにも出れないんで困ってます。持っていたら安価でいただけませんか?もしよければ7・15の日記のお返事を。』

# 高校生 『すいません、↑「7・15の日記でお返事を」でした。』

# morimon 『パンサー持ってますけど、使用してますから、残念ながら譲れません。すみませんです。』

# 高校生 『お返事ありがとうございました。地道に探してみます。加えて質問なんですが、私は今iMacDV持ってるんですがメモリが128MBです。動作条件を見たらなんか足りてないんです。やっぱりメモリの拡張しないと買っても意味ないんでしょうか。』

# morimon 『128MB あれば一応動くとは思いますが、スムーズな動作を期待するなら増設した方がいいかもしれませんね。』

2004/07/13(火)

日記

 寝損ねたまま。食事も取り損ねたまま。風呂にも入り損ねたまま。1分ほどシャワーだけ浴びて、急いで外出。恵比寿にて打ち合わせ。ここ2,3日に調べていたことについて解説。

 さて、今日は定期更新日。作業先へ移動。作業の合間に調べ物の続き。というか、読み飛ばしていた資料をきちんと読む。

 うっかり、ノートパソコンの電源ケーブルを自宅に置き忘れたことに気づく。すぐにバッテリー切れ。他のパソコンでも仕事できないわけではないが、いろいろ不便。彼女も今日はここに来るはずなので、届けてくれるように頼む。

 作業はほぼつつがなく進行。途中眠くなり、机の上でつっぷして寝る。やがてケーブルも届く。彼女は作業の合間に私物の片付け。

 終電にて帰宅。

 カブトムシの様子を見る。最近彼らは非常に活動的。餌もぐんぐん減る。というか、今日は大容器も小容器も完全に空っぽになっていた。大容器には餌ゼリーのベトベトがまるでなし。人間が水で洗ったかのよう。しかも、空っぽになった餌ゼリーの小容器2つは、きれいに重ねられた上で、端に寄せられていた。知性の目覚めか?

 晩飯としてタイ風汁ビーフンを彼女が作ってくれる。美味。他にキムチなども食す。

 あ、健康保険料払い損ねている。督促が来た。住民票をうつしても自動引き落としの設定が自治体間で引き継がれないというのがなんとも面倒ですな。最近ではかなりの公共料金がオンラインバンクにて登録できたりするのだが、健康保険に関してはダメみたいだし……。仕方ない、近日中に郵便局に行くことにしよう。

 ふと、デジタルのはかなさの中に死のニオイを感じてしまう。デジタルデータは一瞬ですべてがゼロになる。痕跡はほとんど残らない。コンピュータの中には絶対零度のタナトスの影がちらついている。俺がカブトムシを育てたりしているのも、それへの反動/救済行為なのかもしれない。

 

2004/07/12(月)

日記

 起きたのはもう夕方といってもいい時刻。昨日の調べ物の続きをする。

 Webコンテンツ制作支援環境の改良。この仕組みはそのうち公開したい気もする。これを導入してから作業効率が何割かアップしたと思う。でも、そもそも Windows 上で動くわけじゃあないし、Apache, cron などの関連設定も必要になってくるし、一般向けに適切にパッケージ化できるかどうかはなかなか微妙なところ。普通に DreamWeaver とかを「使いこなし」た方が賢い/偉いのかも。

 で、この仕組みとは全然関係ないのだが、ちょいと Linux をいじっていて、大変なトラブルに遭遇する。いや、完全に俺の過失なのだけれども。というわけで回復作業を開始したが、どうもはかばかしく進行しない。「それならいっそのこと」と思い、データ避難作業の後、ディストリビューションのバージョンアップも兼ねた再インストール作業を行うことにする。各種再設定も含め、結局朝までかかってしまう。ext3 + netatalk + MacOS X での障害発生が報告されているようで、この辺が少し心配。ext2 にしておけばよかった。

 

2004/07/11(日)

日記

 うーむ、どうも圧縮コピーだと差分バックアップが能率的に行えないことが多いみたいだな。やっぱりRealSyncに戻るか。でも、samba 経由でのHD-160LANへのバックアップだとうまくいかないことはわかっているから、仕方ないので DVD-RAMドライブを使うことにする。しかしコピーが遅いな。マシンも重くなるし。コピー高速化ツール Fire File Copy なども使ってみるが、やはり同一ディレクトリ下の万単位のサブディレクトリをコピーしようと思うと、どうも途中で詰まってしまうみたい。きついなあ。

 で、今日は選挙の日。調べてみるとネットにもいろいろと政策比較のページがあるようだ。一般的には、予めいくつかの設問と選択肢を用意し、候補者に回答してもらうというもの。しかし、こういうのってなかなかうまくその人のキャラを抽出できないもんだね。たとえば北朝鮮問題で候補者が「問答無用で今すぐにも武力行使すべき」と思っている/公言しているとしても、やっぱり選択肢の中にはそこまで過激なものが用意されているはずもなく「拉致者帰国を最優先とし強い姿勢で臨むべき」くらいの回答になってしまう。これじゃ、この候補者の本当の性格が見えてくるはずもない。あ、一応言っておくが、このたとえはあくまでたとえだから。実際にそういう人がいるってことを必ずしも意味しないから。よろしく。

 夕方より選挙。近所の小学校へ行く。たまに見ると小学校ってちょっとした異空間ですな。で、投票。誰/どこに入れたかはここには書かない。正直言って本当にふさわしいと思える選択肢がない。

 選挙の後、その足でジャスコへ。彼女が買い物をしている間、俺はテレビ売り場で選挙速報を見る。うーむ、「民主躍進」? 今日は少々作業があって忙しいので、晩飯用に寿司を買う。寿司売り場には「月に一度のサービス商品」もある。「民主躍進」を見越してのことか? ちなみに、俺にとっては、晩飯が寿司だからといって別にお祝いとかなんとかの意味は全くない。

 深夜になると、実は自民と民主の議席数かなり拮抗していることがだんだんわかってくる。出口調査もあてになりませんな。某党の支持者&某掲示板のユーザは出口調査でウソを言うという噂もあるが、本当なのだろうか。とにかく「民主躍進」とはなかなか言いにくいですな。自民は「逆風」の中、十分な議席を確保したといえる。実情は、共産の減った議席がほぼそのまま民主に移ったという感じ……。

 今日もカブトムシを観察。昨日発見した幼虫は早くも2匹ほど動かなくなった個体が。死亡した模様。土の水分過多も原因としてあるのかもしれない。合掌。

 朝までかけてずっと技術関連の調べ物。簡単なレポートを書く。

 

2004/07/10(土)

日記

 今朝、夢の中で、すごく面白いギャグをいくつも思いつく。「俺は天才なのだろうか」などと夢の中の自分は考えている。あんまりスゴイからなんかのネタに使おうとメモをとったりする(夢の中で)。でも、実際に目が覚めてしまえば、ギャグの中身は完全に忘却の彼方。とにかくものすごく面白かったということだけは記憶していて、なんだか悔しい。

 まだバックアップが終わらない……。やっぱりメール関連ファイルのコピーが大変なのだな。

 今日は随分と涼しい。気持ちのいい風が部屋を流れる。ここ数日の猛暑もひと段落。カブトムシにとってもよいこと。

 で、今日は少々仕事。携帯コンテンツ関連の作業。Webへの連携に使う簡単なアプリを書く。そして寝ころびながら既存プログラムの解析。すぐに飽きてきた。

 このまま寝ちゃおうかな……なんて思い始めた俺に向かって彼女が一言。「なんかうまく動いてないよ」。昨日移植した制作支援環境に不具合発覚。しこしこと修正作業。ついでに少し興が乗ったので一部機能を拡張。データのオーバーライドを、子テンプレート毎に設定できるように変更する。

 夜、地震。速報を見るためにテレビをつけたらオールスターゲームをやっている。そんな時期か。知らなんだ。しかし、最近全然テレビ見ないな。1週間に1時間以下だな。

 カブトムシの餌やり。ついでにカブトムシの卵がないかと土を掘り返してみたりも。でも見つからない。この間の交尾は未遂に終わったということなのかなあ、それともこの暑さがよくないのかなあなどと思っていたら……あ! 飼育ケース外壁下部に添うようにして、既に孵化した幼虫が何匹もいるではないか! 外側から確認できるだけでも15匹ほどの幼虫が! やった。これで来年の夏に繋ぐことができる。でも1つだけお祈り。土中を這い回るメスカブトムシがせっかく生まれた幼虫を傷つけたりしませんように。本当はきちんと隔離しておいた方がいいのかな。

 晩飯は、昨日の炒め物の残りとポトフ。米がなくなったので、新しいのを新規開封。新潟産コシヒカリと書いてあるが、本当かしら。

 で、バックアップが依然続いているわけだが、ああっ、なんか不具合が生じて、バックアップがストップしている。むむっ、HD-160LANって、同一階層下のファイル/フォルダ数に制限があるわけ? 31999 個目のフォルダを作るところでエラーが出ちゃっているよ……。こりゃ、圧縮してファイル数を少なくするしかないな。でもRealSync は圧縮オプションがないし……。というわけで、みやばっくを使ってみることにする。高機能ではあるが、なんだかメニューがごちゃごちゃしていてわかりにくいな。さて、上手くいくかどうか……。

 

# moriken 『ブリーダー化成功ですね! カブトムシ長者へまっしぐらw』

# morimon 『http://www2c.airnet.ne.jp/~morimon2/DIARY/img/junior.jpg ←幼虫の写真です。こういうのがあまり好きでない方は見ない方がいいかも。』

# nyaolin 『zya』

# nyaolin 『↑あら?変な記号が。。。あの行為は成功だったのですね、と言おうとしてました。』

# ゆみねえ 『好きでないのに怖いもの見たさで見ちゃった。。けど半透明で綺麗かもしれません。』

# ケン 『15匹!!?? それって、カブではフツーなの?』

# morimon 『一般的には、20〜50くらいは産むみたいです。15匹というのも、外面から確認できる数でということなんで、実際には、もっといるのかもしれません。』

# やっちん 『個人的には「junior」というファイル名が素敵...』

# RGB(0,0,0) 『32000-1は、たぶんLinuxのファイルシステムの制限すね。EXT2_LINK_MAX を書き換えてLet's recompile!  2^16-1までは簡単に増やせると思いまつ。』

# morimon 『RGB(0,0,0) さん、情報ありがとう。でも、出来合いの製品だから、中身いじれないのです……。』

2004/07/09(金)

日記

 過去のデータを DVD-R へ焼く作業。それから、Webコンテンツ制作支援環境の自宅への移植。今まで使っていた環境とは微妙に相違があるので、そのへんを調整するのに少し苦労する。

 突然、メガネを新調しようとの機運が盛り上がる。今のメガネは有楽町ビックカメラがオープンした頃に買ったものであるからして、そろそろ3年使っていることになる。使い方が荒いせいで、鼻当てはとれてるし、緑青は浮いてるし、レンズコーティングにひび割れが入りまくってるし。もうボロボロ。土中から発掘された古代の遺物なみ。よし、こうなったら新しいのを買うのだ買わなくてはいけないのだ。というわけでビックカメラへ行く。

 メガネというのは、自分の持ち物でありながら、通常の使用において自分自身からはその存在が視覚的に認識されることは少なく、むしろ身の回りの人こそが日常的にそれを目にしなくてはいけないという、極めてパブリックな性格を持つ品物であるからして、よーく彼女と相談しながらチョイスしなくてはならない。結局、丸いレンズのジョン・レノン風メガネを購入することに決定。丸いレンズのお間抜けな感じが心のひ弱さをエレガントに演出。そして、彼女もまたメガネを購入、これまた同じ系統の製品を選ぶ。2人揃ってジョン・レノン風。そのメガネをかけた彼女は、暖炉のそばで編み物なんかすると非常に似合いそうな感じである。で、レンズは取り寄せとなるとかで、2人とも実際にメガネを入手できるのは来週以降。楽しみでござる。

 考えてみれば、今使っているコンタクトレンズってメガネ以上に古いな。4年近く買い換えてないな。こちらも新調を検討しなくては。

 帰宅後、晩飯。豚骨ラーメン、昨日の中華スープにニラと卵を加えたもの、ゴーヤとトマトとイカの炒め物。

 食後、自宅のメインマシンのバックアップ作業。実は、俺のメインマシンにインストールされている OEM 版の WindowsXP には Microsoft 謹製のバックアップユーティリティがついてない。そういうものらしい。ついてたらそれですませるのに……。というわけで、ネットでそのかわりのソフトを探す。うむ、RealSync がいいかな……ふむ、なかなか使い勝手はよさそう。しかし、やたら時間がかかるな。メール関連ファイルだけで万の単位だからなあ。バックアップタスクを走らせながら就寝。

 

2004/07/08(木)

日記

 カーター・J・エッカート「日本帝国の申し子 ――高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876−1945」を読み始める。これまた5ヵ月も前に買った本。

 暑さにダレて、うっかり昼寝。

 夕方より新木場のもくもくに行って、木材類を買う。腹が減ったのでサブウェイで間食。

 一度帰宅して荷物を置いた後、再び外出。メディアージュへ。某君に言わせると「ハーマイオニーが成長しすぎ」な「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を見る。レイトショーなので1200円。まあまあ。

 ジャスコに寄ってちょっとだけ買い物した後、家にて晩飯。トンポーロー、中華スープ、冷奴のちりめんじゃこ炒めのせ。あんまり暑いので、今年の夏に入って初の冷房を入れる。

 

# ヨシヒサ 『ジャスコでお買い物・・・楽しいよねえ(^-^)』

2004/07/07(水)

日記

 今日はチルソク。日本語でいうと七夕。

 暑い。カブトムシの飼育ケースのあたりはかなりヤバ目な熱気。いきなり死んだりはしないが、寿命を縮めているのは間違いないだろうなあ。

 で、今日はなんとなく一日中読書。康 煕奉「こんなに凄いのか!韓国の徴兵制」、松尾 茂「私が朝鮮半島でしたこと1928年‐1946年」、重松 清「ニッポンの課長」の3冊を読了。いずれも随分前に買った本だな……。

 この日記を見ている人の中には「最近、この人、あまりきちんと働いていないのでは」と思っている方がいらっしゃるかもしれない。はい。そうです。充電期間です(ポジティブな表現を使えばだが)。

 昼飯はトンポーロー+ご飯。読書の合間のおやつとして彼女が作った花巻やベーグルを食す。

 

# ケン 『スゲェ、取り合わせだな>読書。『こんなに…』が、気になるのは、云わずもがな。』

# かなざわ 『花巻ってなんだろう…』

# kao 『本当に奥様がお料理上手で羨ましいです。花巻も大好きなんですが、自宅で作るとなかなか上手くいかない……。』

2004/07/06(火)

日記

 無気力も解消傾向か。単純に電池切れだったような気もする。最近まともに食事をしてなかったからなあ。1週間ほどで2キロも体重が減っているのだ。こりゃ、力も出んわ。人間の体というのはやっぱり物理的かつ化学的複合体なわけだからな。燃料不足じゃ動きませんということか。

 今日は定期更新作業。地下鉄にて移動。

 作業の合間に、昨日届いた小熊 英二「市民と武装 ―アメリカ合衆国における戦争と銃規制」を読んじゃう。ふーん、アメリカの民兵組織では、最初のうちは、将校を投票で選ぶのが普通だったのか。面白いな。しかし、多民族国家におけるナショナリズムというのは、民族≒国民と看做されがちな日本でのそれとは、随分と様相が違うものですな。いずれにせよ、そろそろ国民国家を乗り越えた次なる政治/社会システムというのを模索すべき時代に来ているような気もする。そこでやっぱりキーとなるのは、情報と経済と人間の流動性だろう。

 相変わらずウィルスメールが毎日来るので、送信元となっているらしきプロバイダに連絡して、対処を要請する。

 終電前には帰る。

 今日はこの夏一番の暑さだったらしい。帰宅してから彼女に聞く。「暑かった?」「そんなには」。この部屋はやっぱり涼しい。冬、あんだけ寒かったから、償いということで。

 今日はカブトムシがやたら活動的。ブンブン飛び回る。気温が高いせい?

 

# 是臼 『民兵の話はホヤホヤのトリビアだったんですね。』

# ソリトン 『国の境界と言うのは確かに曖昧か…文化と言うのも差異ではなくなりつつある?そうすると国家もサービスを提供する一経済主体という見方がより強まるんだろうかな?(などと真面目ぶってみる)』

2004/07/05(月)

日記

 やはり無気力。ほんの少し、仕事のメールを書いたり書類作成したりした他は、布団の上でゴロゴロ。寝たり起きたり。

 今日は蒸す。基本的にこの部屋は風通しもよく、涼しいのだが、湿気が高いとどうもつらい。今夏、まだ一度も冷房を使っていないのだが、除湿のためだけに使うというのもありなのかなあ。

 彼女は打ち合わせで外出。珍しく独りでお留守番。

 今日は下山事件が起きて55年目の日らしい。それを伝える新聞記事に刺激されて、3ヵ月ほど前に買ってほっぽってあった、森 達也「下山事件」を読む。夜には読了。結局真相はわかったようでわからんのだが。

 彼女が帰宅したのでジャスコへ。てんぷらアイスの材料を買う。

 晩飯は、サーモンのマリネとトンポーロー。

今日届いた本

 小熊 英二「市民と武装 ―アメリカ合衆国における戦争と銃規制」。

 

# yuri魚 『てんぷらアイス食べたい。子供のころ近くの喫茶店で出すお店がありました。』

# moriken 『>無気力 羽化する前の蛹状態なのではと想像してます。長い時間がかからないことを祈りつつ。』

2004/07/04(日)

日記

 今日も無気力。寝たり起きたり。過眠気味。なにかのバランスが崩れている。夢うつつの頭の中に渦巻くイメージは、カブトムシと、それから、ピッチャーの投球フォーム。最近 H2 ばかり繰り返し読んでいるからな。

 ジャスコへ。食材を買う。おやつのタコヤキも買う。

 彼女がポン・デ・ケージョを作っている。俺も粉をこねるのを手伝う。ふう。体力ない身にはつらいわ。パン屋さんは偉いね。

 買い忘れがあったのでまたジャスコへ。卵とか洗剤とか米とか。

 晩飯は刺身。久々に白い米を食べた。1週間ぶりとかじゃないか? 最近心身ともに力が出ないのはそのせいかも。

 少し仕事関連の調べ物をしてから寝る。

 

2004/07/03(土)

日記

 なんだか無気力。昨日寝る時には「明日から生産的な生活を送ろう」なんて思っていたのだが。とりあえず新聞を読む。風呂に入る。そこでエネルギーが尽きる。また寝てしまう。

 夕方、再び起きる。

 4日前のヤキソバの残りを食べる。傷んでいる可能性大なので、電子レンジで念入りに熱を通す。でも、微妙におなかがゆるくなる。

 溜まった日記を書く。気分が乗らない。中断してはぼーっとしている。

 夜、彼女が俺の髪の毛を切ってくれる。豊かなひととき。

 今日も相変わらず食欲がないのだが、深夜、彼女がタイ風汁ビーフンを作ってくれたので食べる。美味。

マンガ日記

 「髪を切った私」 所要時間不明。

 

# tomo 『4日前の焼きそばを食べるのはやめませんか?今の時期コワスギです。(涙)』

# ソリトン 『あっしも一月くらい前風なのに会社を休めなくて二週間くらい辛いのを思い出したデス。無理せず休養が一番。あ、老婆心ながらエアコンの使いすぎはご注意を。。。結局季節に合わせた体が一番デス。』

2004/07/02(金)

日記

 ダミ声ではあるが、会話ができる程度にはなった。音の皇帝……ではなくて高低も復活しつつある。

 外は暑いね。今日は渋谷にて打ち合わせ。しかし、うっかりメモを忘れる。いかんな。打ち合わせしていて気づくのは、やっぱり自分は社会人としてはまるでダメだなあという事実。周りから見ると安心感も堅実さも俺から感じ取れないだろうね。やはりやるべきことをやるしかないのか。独りではないし、しっかりしなくては。そして、こういう認識というのは、むしろ元気が出る方向につながる感じではある。

 移動の電車の中で、Mさんおすすめのカート・ヴォネガット「母なる夜」をやっと読み始める。というか、何度も読みかけていたんだけど、翻訳文って最初の数十ページがつらくてなかなか読み進めなかったりするんだよね。で、今日、やっと敷居を越えた。英語で読めばいいという意見もありそうだが、俺は英語力ないので。

 一旦帰宅。彼女が外出準備を終えるのを待つ。

 積み上げてある段ボール箱が崩れ始めていることを発見。やばい。急遽補修。

 地下鉄で再び移動後、私物整理作業の続き。メール関連ファイルのコピーが終わらない。万単位のファイルを扱うのって、Windows には向いていないのかもなあ。というか、スパムが多すぎるのが問題なんだよな……。

 終電にて帰宅。カブトムシに餌をやった後、すぐに寝床へ。

 布団の中で「母なる夜」読了。

マンガ日記

 「薬を飲むタイミング」 所要時間54分。

 

# moriken 『ほんとはハヤカワの飛田茂雄訳のほうが、ニュアンスが生きてるんですけどね。でも、ひと月くらい前もまた読み返してました。』

# morimon 『Amazon で見ると、在庫切れみたいなんですよ。残念ながら。』

# Y.AYA 『「母なる夜」は未読ですが、ちょうど「ホーカス・ポーカス」を読了しました。「タイタンの妖女」もお薦めです。』

# Mantis 『最近、またP.K.ディックにはまっている私です。』

2004/07/01(木)

日記

 声が戻り始める。でもまだダミ声。高低も出ない。というか、俺の声がどんなだったかもう思い出せない……。発声しにくいのには変わりないので、今日も基本は囁き声。

 彼女がベーグルを作る。美味い。こんなものがうちで作れるとはねえ。

 新聞を読む。下のコンビニに行って文春を買う。読む。

 地下鉄にて移動。BIC CAMERA にて彼女がバックアップ用 HDD 250G を買う。

 私物整理。メール関連ファイルのコピーに時間がかかる。しかも、いきなりブルースクリーン……。無印Windows98 はやっぱダメだな。並行してサーバにあるファイルのバックアップや整理など。

 晩飯は中華。少し辛い。ビールも飲んじゃう。ノドにはよくありませんな。

 終電で帰宅。カブトムシに餌をやって、すぐ寝る。

マンガ日記

 「なんとなくエッチな画像」 所要時間43分。

 

# tomo 『最近、お料理をする事に幸せを感じている奥様に思わず目を細めてしまう始末でございます。』

# morimon 『俺としてはズボンがきつくなりそうで心肺です。』

# hyakko 『だって今作ってみなかったら、一生作る機会がなくて終わるかもしれないと思うので。気が乗ったら即実行でございます』

# Mantis 『即ググってしまったおれ・・・』