2005/09/29(木)

日記

 映画撮影中に事故……ただし夢の中。監督と俳優2人が指などに怪我。救急車がなかなか来ない。と、その時、背後のビルから、また別の人間が飛び降り。彼も映画監督らしい。自殺ではないかと皆が囁く。呆然としているところで目が覚める。どうも、最近、不吉な夢が多い。

 昼飯はパスタ。

 カメラの修理が終わっているはずなので、自転車に乗って受け取りにお出かけ。

 ……む、繁華街を自転車で行くのはなかなか大変だな。人が多すぎて、ブレーキ/加速の繰り返し。

 しかし、歩くのとは違って、自転車に乗るというのは随分と動体視力を必要とするものだなあ。人ごみの中、狭い道を走っていると、人とかものに接触しそうになる場面がしばしば。単に俺が運動神経に欠けるということなのかもしれないが。

 考えてみれば、自転車なんかより車はさらに速いわけで、世の中の車のドライバー達は、よくもまあ、あのスピードで走って、事故を起こさずにいられるものだなあと思う。それとも、道幅などのスケールが十分大きくて、周りの車との相対速度がそこそこ小さいという条件下では、意外に動体視力は要求されないのだろうか。

 で、修理されたカメラを受け取った後も、サイクリング続行。天気もいいしね。

 日比谷公園を抜けて皇居の辺りへ。お濠をぐるりと走ってみることにする。

 谷川真理と思しき女性が走っている。サングラスをかけていて顔がはっきり見えないので確信は持てないが、多分間違いない。「谷川真理 皇居」でググってみたところ、彼女にとってお濠というのは由縁のあるところらしい。マラソンやる前には普通にOLをやってたんだが、お濠を走るランナーに刺激を受けて走り始めたんだと(高校時代の基礎はあるそうだけど)。

 しかし、皇居は広いねえ。緑も美しく、確かに荘厳で静粛な感じを受ける。まあ、俺の場合、だからといって、ことさらに天皇への崇敬の念が湧くなんてことはちっともないのだが。この立派さは別に天皇家固有のものではないし、そもそも昔は江戸城だったわけだし……。

 なんとなく、昭和館に入ってみる。れっきとした国立の施設だけあって建物は立派。でも、先の戦争についての、政治的背景や国内外でのさまざまな見解・是非判断といったものに、ほとんど言及しない展示内容は、きちんと歴史に向き合うことを避けている風があり、やはり、なんだかなあと思ってしまう。それに、展示内容が都市部の生活に関連するものに限られすぎているようだ。作った人は、昭和という時代に生きた人々の生活の多様性さえきちんと認識していないんじゃないか。あるいは、人々の「国民」としての一面にしか視点を当てていない限り、これくらいのものにしかならないということか。

 とはいえ、それなりに面白いものもあるのだけれど。

 サドルに座りっぱなしで、尻が疲れてきた(というか痛い)ので帰る。下のドラッグストアで水を買い、コンビニでモーニングと文春を買う。

 夜、なんとなく阪神優勝決定戦を眺める。

 

# シロ 『虎ファンですが、道頓堀の痴態を見るたびに煽っておいて良識ぶるマスゴミの身勝手さといちびりでしか動けない大阪人の身勝手さを思いファンをやめたくなります。とはいえ本日は心地よいに包まれつつレスを打つ自分がいます。』

# hyakko 『奥が深いのですね。』

# まこてぃ 『こんにちわ!ご無沙汰しています。この前自分の夢が気になって『夢判断』のサイトで見てみると意外と不吉と思った夢が違ってたりしました。http://members.aol.com/lilylove28345/f-dream.htm 他にもよいサイトがあると思いますがご参考までに』

# morimon 『阪神ファンってのは、他の球団のファンにくらべ、かなり複雑なファン心理を持っているかたが多いようですね>シロさん。しかし、阪神は強くなりましたね。』

# morimon 『お久しぶりです>まこてぃさん。「自殺」の夢は、生まれ変わりたい願望ですか……。まあ、実際の話、前日に地震の記事を新聞で読んで、「うちの建物のガラス窓が割れたら、物とか人とかたくさん落ちちゃうかもしれんな」と思ったのが夢に出たんだと思いますが。ついでに、今近くで、ドラマの撮影なんかもやってますし、その、割れたら怖い窓から、撮影しているところをよく眺めたりしているのですよ。』