2006/04/22(土)

倦怠・発熱・頭痛

 朝飯は、バナナ。

 歯医者へ。昨日抜いた場所の消毒。今回で治療は一通り完了。めでたい。下の親知らずは今のところ虫歯にもなってないようなので、とりあえずは放置することにする。

 昼飯は、メロンパン。汁かけご飯。

 なんだか昼頃から体がだるい。妙にトイレも近い。薬の副作用ってこともないだろうし……。

 部屋の掃除。キッチンのガスレンジまわりを綺麗にする。油汚れに滅入る。

 あんまりだるいんで、熱を測ってみる。む、発熱している(最高時37度5分)。うーん、抜いた歯のところが炎症起こしているのかな。体を休めなくっちゃ。横になろう。

 抜歯痕にはまだ微妙な痛みが残っている。横になって目を閉じていると、その痛みだけが、身体感覚として残り、浮かび上がる。この痛みこそが今の私の中心。「自分自身≒抜歯痕の痛み」。残りの自分は、その痛みのまわりを霞のようにとりまいているのみ。

 夕方まで眠っている。

 夜には頭痛までもが。これ、もしかすると、歯を抜いたことによるものじゃなくて、春先の風の日に時々起きる頭痛なのかもしれない。

 晩飯は、伊勢うどん+カブと鶏肉と舞茸の炒めあんかけ+ミズナとエノキの味噌汁。

 今日は早めに寝ることにしよう。

 

# o 『その後、回復されましたかな?色々重なったのでしょうか?私は、春先花粉なのか芝なのか、微熱、頭痛、だるさなど同じような症状で悩みます。お体には気を付けてください。ちなみに、親不知は一本抜きました!後は全てあります。そのうち一個は、虫歯治療までして、本来の奥歯の役目を果たしています。』

# morimon 『ありがとうございます。一晩寝たら、熱は下がりました。丈夫なつもりでいても、なかなか油断できないものですね。親知らず、本来の奥歯として働いているなんてすごいですね。私のは、噛み合わせに全然貢献してませんでした。』

# 翡翠 『「抜歯後痛」というコトバがあります。臨床の仕事してて知った。』

# Mantis 『ラマチャンドラン風に言うと「幻歯」』

# morimon 『やっぱり、抜歯前痛・抜歯中痛というのもあるのでしょうか>翡翠さん。』

# morimon 『考えてみれば、歯にはなんでファントムが出ないんですかね。やっぱり、体の一部とはいっても神経の巡り方がそんなに複雑ではないからですかね。』

# morimon 『ああ、でも、不思議にご飯粒とかが穴に吸い寄せられていくのは、ファントムの仕業だったりするのでしょうか。』

# T体調 『神経がない/少ないところはやっぱりファントムは出ないのでしょうか?まあ、爪や髪にファントムが出たら困りますが。二重胎児の切り離し後なぞも興味のあるところです。』

# morimon 『二重胎児って、どれくらい神経系を共有しているもんなんでしょうか。その程度にもよりそうですよね。反対に、神経が全く通ってない例として、義足や義手が体に完全に馴染んだ人から義手義足を取り上げたら、ファントムは出たりするのでしょうか。もっとも、ファントムといえば、やっぱり痛みとか痒みが代表的ですよね。操作感や存在の認識よりも、皮膚感覚や内部感覚の方が本質的なんですかね。』

# 長介 『ファントムって戦闘機でなければ、医療業界のさらに一部の人しか使わない言葉だと思ってましたが、一般的なんでしょうか?』

# morimon 『一般向けの本に載っているわけですから、使う人もいるのじゃないでしょうか。』

# kamesato 『あー、「ファントムペイン」なら結構よく聞いてたけど、略すのが普通なのか』

# morimon 『一応、正確を期して調べてみました。総称は"phantom sensation"となるのかな。http://en.wikipedia.org/wiki/Phantom_limb

# morimon 『幻歯ってのも用語としてちゃんとあるんですね>Mantis さん。歯茎じゃなくて歯の位置に痛みを感じるということなんでしょうか。http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/pain-orofacial.html#phantom

# T体調 『幻肢を起こす場所は大抵手足ですからね<皮膚感覚や内部感覚 眼球摘出したのに何か見える、というのがあればまた違うのでしょうが。』

# morimon 『もしや、抜歯後痛というのは、この幻歯痛のことと同義なんでしょうか>翡翠さん。』

# morimon 『眼球のファントム、あるみたいですよ。http://en.wikipedia.org/wiki/Phantom_eye_syndrome

# T体調 『なんと。幻視とでも呼ぶのでしょうか。しかしラマチャンドランが定義しなかったら異常体感(セネストパチー)で片付けられていたかも知れませんね』

# morimon 『ラマチャンドラン以前には明確な定義づけってなかったんですか? そういえば、今の時代、共感覚なんかだと、自称共感覚と本当の共感覚をはっきりと区別する方法がちゃんとあるようですね。』

# Mantis 『うおお、幻歯って、字もそのままだねぇ。ファントムアイ、幻影が見えることもあるって書いてあるね。たまに、ほんとは自分の脳はスカスカなんじゃなかろうかと思うことがあるよ。話は全然飛ぶけど。』

# morimon 『昔のヨーロッパ人は、ハートに心があると思っていたわけですよね。日本人は丹田なのかな。脳に心の中心があるといういう考えはそんなに自明でないわけだし、そうだとすると、「スカスカ」だっていう感覚は、そんなに突拍子もないことでもないのかもしれませんね。』