2003/10/19(日)

日記

 素晴らしい天気。いよいよ当日。いきなり遅刻気味。備えつけの目覚まし時計がなっても気付かなかった。それとも鳴らなかったのか。5時に起きる予定が6時起床。あわてる。朝飯は抜きだ。新婦が風呂に入っている間、ウェルカムボードを作る。LUMI PADなる秘密兵器を使う。蛍光ペンで書けば光るという代物。で、適当に描き始めたところで、もう出なくちゃいけない時間。会場へ移動。新婦がまず衣装室へ。僕は控え室でウェルカムボード作成の続き。新婦から伝言「私は衣装室でパンをもらって食べたから、そっちでもなにか食べといてね」。優しいな。下のコンビニに行っておにぎりを買う。ウェルカムボードも出来たので、貴重品やパソコンといっしょに担当の方へ預ける。僕もいよいよ着替え。窓から朝の富士山を見ながら紋付はかまを着せてもらう。着るだけで一大事ですな。メイクもしてもらう。うーん男前が上がった。ファンデーション塗るとずいぶん肌が綺麗に見えるようになるものだなあ。寝不足でできたクマも目立たなくなったし。着付けが終わったので控え室へ。出発を待ちながら親戚の人と歓談。いよいよ時間。僕ら2人はハイヤーに乗って、芝大神宮へ。千年ほどの歴史を持つ神社。長い階段をそろりそろりと上って親族控え室へ。大広間である。そこで神主さんから式の進行について説明を受ける。気さくな感じの神主さんで僕もすっかりリラックス。その後親族紹介。で、いよいよ式。おごそかで立派。神前式の歴史なんて100年ほどしかないのは知っているけど、こういう形式に実際に当事者として参加できるのはなかなか面白いものである。あまり緊張もせず、楽しく式が完了。あんまりニコニコしててもなんだなと思い、わざと緊張した顔をして退場。いや、楽しかった。皆から拍手を受け、晴れがましい気持ちになる。で、ハイヤーにて披露宴会場へ戻る。まずは写真撮影。それから、着替え。今度は洋装。なんだか和服が体になじみ始めて、このまま着ててもいいなって思い始めたとこだったんで、すこし名残惜しい。控え室に待機。聞く話によるとコーディネーターの間でマンガ日記が受けているらしい。しばらく待ってたら新婦の着替えも終わる。ほんとならまた写真撮影だが、時間が押しているので1次会会場へ。親族のみの披露宴。なごやかに進む。落ち着いた披露宴。新婦は披露宴の最後に述べるお礼の言葉でなにを言おうか迷っている。そんなのその場で考えればいいんだよ。僕だって考えてない。そうこうしているうちにいよいよ最後の挨拶。両家の父親、そして新婦がお礼の言葉を言う。うまく言えたじゃない。で、僕もアドリブでしゃべり始める。かなりつっかえたが、まあ、ちゃんとお礼を言えた。そしてお開き。見送り。その後急いで写真撮影。1.5次会参加者に目撃され始める。みんなが口々に言うのは「きれーい」「あっ髪が短い」。いよいよ入場。1次会とは打って変わってすごい騒ぎ。スピーチも誉められているのかけなされているのかわからんようなものばかり。でも嬉しい。一旦退場。新婦の髪型・メイク直しが終わるまで控え室でぽつねんと1人窓の外を見ながら待つ。再入場。そこからは矢継ぎ早のスピーチ。時間がなくて話の途中で打ち切る格好になった方も。本当にすみません。また、同じく時間の都合で本来ならなにかしゃべってほしかった人たちにしゃべってもらえなかった。特に大写真家のMMさんと、僕の大学の学科の時の友達。学科の時の友達とは一週間後にも飲む予定なんで、その時に埋め合わせができれば……(でも、今日来てくれた人がみんな来てくれるわけじゃないんだよね……)。今思うに、時間節約のためにはケーキカットは省略してもよかったかな。それから、髪型・メイク直しの時間ももっと多めに読んでおくべきだった。1次会がやや遅れ気味になったのが、1.5次会に響いちゃった部分もある。でも司会者のおかげでなんとかなったし、ほんとにHさんには感謝です。で、1次会と同じく、最後のお礼の挨拶はアドリブで。まあ、なんとかできた。それからお見送り。そういえば1.5次会は料理に手をつけられなかったな。そして、せっかくきてくれた皆さんと慌しくしか言葉を交わせなかったのもやはり残念でした。終わってからはしばらく両親と会話。そこへ、スタッフの方々が現れて「最後にこちらへ」と案内される。真っ暗な部屋。そこに2人並んで座ってたら……カーテンオープン! 僕達のために夜景を見せてくれる場を用意してくれたのです。しかも遠くの方で花火が上がっている。これには感激しました。その後、服を着替えて、式費用の清算(3000円ほどの誤差しかなかった)、貴重品も受け取り、会場を後に。荷物を持って、両親とともに自宅に向かう。荷物を運び込み、それからタクシーにて両親は泊まっているホテルへ。僕らもホテルへ。新婚の2人だけで食事。サンドイッチなどを食べる。式を挙げた神社へ寄る。お賽銭を入れて「これから2人で幸せに暮らせますように」と願う。帰ってから、いくつかのメールを書いた後、寝る。

 というわけで、おかげさまでなんとか結婚式も終わりました。披露宴に出席してくださったみなさん、ご都合で出席できなかったけれども、いろいろとご気遣いいただいたみなさん、式場のスタッフのみなさん、それから、今までの人生において無形・有形に新郎と新婦にかかわってくださったすべてのみなさん、ほんとうにありがとうございました! みなさんからいろいろお祝いやらメッセージをいただいたけど、この文章書いている時点(21日深夜)では、まだ整理もしていない段階です。お礼が遅れておりまして大変申し訳ありません。この場を借りて、お詫びさせてください。

マンガ日記

 「結婚式当日」 所要時間96分。