2005/09/13(火)

日記

 食事は今日もレトルトカレー。目玉焼きを乗せる。

 日中は新聞を読んだり読書したり、あるいは土いじりしたり。

 また夕寝。

 今日は少し暑いね。残暑って感じ。

 彼女は、レトルトでないカレーを作り始めた。

 深夜、夜の魔力に操られるように、共同体の成立過程について考える。以下、ナイーブな思考メモ。

■■地縁血縁といったなんらかの不条理性に基づき、ある集団が形作られる。

集団内の構成員に利害問題が生じる。

●議論などの手段によってそれが容易に解決できる場合→原始的デモクラシー集団の成立。
●容易に解決できない場合。

集団統合維持のためのフィクションの必要性。

・構成員間の利害よりも国家的プライオリティ(外交が存在する場合は、多かれ少なかれ存在するだろう)を優先し、時には個々の利害問題は抑圧する→国家主義の成立。
・各利害問題は原則として議論により解決すべきという概念を統合のためのフィクションそのものとして利用→個人を主体とする近代的デモクラシー集団の成立。
・地縁血縁の神話化。
・その他のフィクション……。
・様々なフィクションを混ぜてチューニング。
■一個人が様々なサイズを持った集団に同時に属する可能性。1人の中に様々のサイズを持った多層的なアイデンティティ。それぞれの人間の上に多層的にクロスオーバーする集団。

 ところで企業を統合させている力ってなんだろう。お金のやり取りで個々が納得すればフィクションは要らないのかな。あるいは、フィクションとしての夢か。「会社主義」か。

 

# RGB(0,0,0) 『スティグリッツ先生とかはそのへんを「コスト」の一言で済ませているようです。力学におけるラグランジアンみたいなものかとおもいますた。』

# morimon 『経済学における第一近似はそうなっちゃうんでしょうね。でも、集団の統合維持における構成員の心情ってのはそれだけじゃないですよね。いや、それさえも繰り込んじゃえるっていうのかもしれませんし、大きな視点としてはそんなに間違った近似じゃないんでしょうけど……。』