2015/12/03(木)

たしざん

 「たしざん」の本をやりたがるのでやらせている。

 ぱっと答を出せるわけもなく、いつも指で数えている。

 実際にやってみればわかるが、大人であっても指で数えるというのは意外に難しい。

 たとえば、3+7 なら、まず 3 本指を立てて 3 を数え、それから、残りの指を使って 7 を数え、改めて全部を数えなおして、10 ……という答を出すのが標準的なやり方だろうか。

 しかし、娘を見ていると、両手の指を折ったり開いたりしながら「1,2,3……,4,5,6,7,8,9,10……10?」という風に、3 と 7 をつなげて数えていきなり答を出している。

 指の様子を見ていても、何をどうやって数えているのかよくわからないのだが、いつも結果が合っているので、彼女の中では正しいロジックが働いているのだろうと、そのままにさせている。

 モーニングと文春。

 豚肉とカブの葉の炒め物。

 冬の夜、遠くから聞こえる犬の鳴き声に哀愁を感じるのはなぜだろう。

 夏に聞く鳴き声はただうるさいだけなのに。

 ……草が枯れ、葉が落ちた街には、鳴き声がよく響くということなのかな。