2004/06/20(日)
日記
深夜、カブトムシの交尾の現場を目撃。迫るオス。逃げるメス。外骨格と外骨格のせめぎあい。ギリッ。ガチッ。バチッ。キュイッ。
「大変だ大変だ」。彼女も呼んでデジカメで記念撮影。しかし上手く撮れない。やたらと動く。ピントも合わない……。
やがてメスはしがみつこうとするオスを振り切る。独り地中へ潜っていく。オスが取り残された。彼は寂しく鳴く。羽根と尻を擦り合わせて音を出すのだ。キュイッキュイッキュイッ……。
果たしてコトは達せられたのか、はたまた未遂に終わったのか。それを外から判断するのは難しい。
……だんだんと彼の昂ぶりは去っていく。引きずるようにゆっくりと体を動かし、餌台の方へ。メスがいなくなったことをはっきりと認識したのか。ある種の脱力感を感じているのか。
そして貪るような食事。羽化して以来、こんなに一生懸命餌を食べている彼は初めて見る……。
さて、時間は遡る。今日の昼食はドーナツと2日前のパスタの残り。食ったらまた眠くなった。寝た。
起きたらもう夕方の6時半。まだ明るいのにこんな時間なのか。太陽にだまされた。そろそろ夏至だからな。
昨日の分のマンガ日記を描く。建物を描くのは疲れる。時間がかかる。人を描くのとはまた違った楽しさがあるのも事実だが……。
晩飯は、彼女が作った点心(肉だんごのもち米蒸し)と、ゴーヤ&マイタケのチャンプルー。美味。
網戸が動かない。調べてみる。あ、ストッパーの部分が妙なことになっている。網戸がストッパーのプラスチックを乗り越えて動いてしまっているのだ。犯人は……風だ。強く吹く日は網戸がひとりでに動くのだ。ふつうはストッパーを乗り越えるなんてことはありえないのだが、かなりの勢いでがしゃんと動いたのだろう。戻すにはかなりの力が必要だった。
腹ごなしにカブトムシの観察をする。冒頭の事件を目撃。そうそう、昨日の日記で羽化不全を心配していたカブトムシ、無事に羽化していたことを確認。ペットボトルの脇にカッターで切り込みを入れ、観察しやすく加工して、そこから覗いてみてようやくわかった。よかった。
マンガ日記
「オトコの性(子供は見てはいけ……ないことはないか)」 所要時間83分。
# ゆみねえ 『そういえば私も相棒と付き合うようになってから、クジ運悪くなりました。<マンガ日記より』
# hyakko 『メスは土に潜っちゃって、オスは餌台の上でじっとしてただけじゃんか、客観的に記述いたしますと……』
# ヨシヒサ 『"育児日記"にそういうツッコミは野暮ですぜぃ!!>hyakkoさん』
# tomo 『私が通うスポーツクラブでもカブトムシを飼っていますが、まだ幼虫でした。』
# tomo 『腹側のしわの一部からにょっこり何かを出すわけですが、きれいに収納されるそのパーツを見て「こいつはロボだ!」と思ったこと有り。』
# ヨシヒサ 『オトコのサガってぇヤツは、カブトムシもネコも人間もおんなじなんだあねぃ(シミジミ)』