2006/04/11(火)

親知らず抜歯

 朝飯は、昨日の残り。

 午前中から歯医者。右上の親知らずを抜く。麻酔が効いているので痛くはないのだが、自分の体の一部が引っこ抜かれるというのは直感的にイヤな感じ。

 ひっかいて揺らして剥がして持ち上げて。ガリガリ。グ、ググ。メリ、メリメリ。グ、グ、グ。バリ。骨を通じて音が聞こえる。

 引っこ抜いた歯をもらってきた。こんなものが体に埋まっていたわけですな。ふむ、確かに虫歯になっている。

 歯ブラシでこすってみる。うむ。全面にブラシを当てて磨くというのはなかなか難しい作業だよな。

 写真を撮って日記に載せてもいいのだが、他人が見てあまり気持ちのいいものでもないので、やめておく。本人にとっては、いとおしい歯なわけだが。

 で、ただ今、抜歯後3時間。まだ少し血が出ている。少し痛み始める。つらくはない程度だけど。

 ふと思った。親知らずって、元々は俺の体の一部なわけで、生体親和性は抜群なわけだ。オデコとか手のひらとか尻とか足の裏なんかに埋め込んだら、そのまま根付いたりしないのだろうか。

 そういや、子供の頃、歯が抜けると、立派な新しい歯が生えるようにって、屋根の上に投げ上げたりしたものだけど、このページを見ると、その辺、お国柄がいろいろあるようで面白い。

 しかし、それにしても、歯ってよく出来ていますな。ながめていると、自然の精妙さに、なんだか信仰心のようなものが掻き立てられる。そこら辺の石よりはずっと「ご神体」力がありそうな気がする。

 そういう感覚とはちょっと違うのかもしれないけど、世の中には、歯の神様・仏様というのがたくさんあるようで。

 一方、折角抜きたての歯があるんだから、何かこれを使って遊べないかなとも考える。歯を使ってできる面白い実験、ないですかね。コーラに漬けるとかじゃなくて。

 昼飯は、伊勢うどん。ただし、麺は讃岐うどん。食いにくい。食後に抗生物質オラセフ。

 夕方になると外は本格的な雨。

 カブトムシ幼虫8匹の引き取り先が決まる。受け渡し用に2匹ずつ4本のペットボトルに詰める。これで、うちに残るのは、室内飼育15匹、室外飼育16匹、ボトルシップ1匹。計、32匹。他に欲しい方いませんか?

 晩飯は、プルコギの残り+サンチュ+焼き平茸+なすのしぎ焼き島とうがらし味噌の残り+魚介とナスの味噌汁の残り+小女子とミズナの玉子焼き。相変わらず食いにくい。

 夜も遅くなると、痛みも大分治まってくる。というか、歯とか歯茎のぐりぐりした痛みって、なんとなく快感を伴う時があるとは思いませんか。

 

# hyakko 『正しい判断です<抜歯公開』

# morimon 『人間の歯だと思うから不気味なんですよ。ナウマン象の歯だと思ったら、とても価値のあるものに見えてくるはずです。』

# Mantis 『歯が抜けたときに根元についているニチャニチャした組織が再結合のときに重要で、転んで歯が抜けてしまったときは、抜けた歯をきれいに洗ったりしないで、乾かないように口の中に入れて歯医者さんに行くのがいいって聞いたことがあるよ。』

# 翡翠 『わしは四本全部抜きました。』

# T体調 『私は左下顎のが横に倒れて生えていたので抜歯。歯医者さんの説明では「倒れているので、抜けませんから上からドリルで削って、2つに割って取り出します」だそうで。』

# morimon 『親知らずから幹細胞を作れるって話もありますよね。ニチャニチャ恐るべしです。うまく培養したら、歯から残りの体を生やせるかもしれません>Mantisさん。』

# morimon 『親知らずではみんな苦労しているんですね……>翡翠さん、T体調さん。』