2006/05/11(木)

広視野角映像再生

 朝食は、パンと野菜炒めとタイラーメン(即席)。

 例によっていつもの作業。

 雨の中ジャスコへ。食材などを買う。パン屋にも寄る。

 うちから2番目に近いところにあるコンビニが閉店となるらしい。あまり使っていなかったが、なくなるとなるとちょっと残念。

 昼飯はパンの耳。

 午後は読書したり、モーニングを読んだり、各種メルマガの配信停止をしたり。

 晩飯は、わかめと長芋とおあげの味噌汁+マグロのカマ焼+小松菜とモロヘイヤのおひたし。

 ふと、思い立って、半球面状の反射面(実は金属のお玉)に映った風景をビデオカメラで撮影するということを行ってみる。こうやって録画した映像を、今度は逆に、プロジェクタ→半球面反射といった具合に投影すれば、理屈の上では、広視野角映像再生が実現するはず。まるでプラネタリウムのように。

 ……しかし、うまくいかず。お玉だと、鏡面としては傷が多すぎて、再生時にきちんと反射してくれない……。何事も思った通りにはいかんもんだな。

会社設立メモ

 そろそろオープンにしてもいい時期なので、ここにも書いておくと、今までやっていた業務の一部に関してこの5月より法人化し、友人達と株式会社を設立いたします。社名は「株式会社ソラム」、英字名「Solum Inc.」です。現在、登記申請書提出は終わった段階で、問題がなければ中旬には成立です。もっとも、その後の手続きも色々残っているので、詳細やきちんとしたご挨拶はその後でという形になると思いますが……。

 一応、登記手続きに関しての諸々メモを残しておこう。こんなの書くと、会社の信頼性的にはアレかもしれませんが。

  • 株式会社設立に必要な費用は、25,6万円程度+資本金(任意の金額)。行政書士さんに頼むならさらに手数料。
  • 実際上、登記申請までに足を運ぶ必要があるのは、普通の役場1回+公証役場1回+法務局1回。でも、公証役場と法務局については、事前に1度ずつ行っておいた方がいいかも。
  • おおざっぱな情報を得るには、ネットより本が便利。俺は、「山田真哉のつまみ食い新会社法」を読んだ(ただし、本そのままの定款だと、いろいろ問題があるようだ)。
  • 1円起業支援ブログ」というサイトが非常に参考になる。会社法施行前の情報なんで、現在はあてはまらないところもあるけど。
  • 最初に考えるべきは社名。新会社法施行でこの辺のチェックがゆるくなったらしい。法務局の人曰く「同じ番地に同じ名前の会社がなければ大丈夫」。さすがに、ソニーとかパナソニックとかはやめといた方がいいと思うけど。
  • 会社名が決まったら、早めにすませておきたいのがハンコ作りとドメイン取得。ハンコについてはネットで注文するのも手軽かつ安価でいいかもしれない。
  • 外出して役場へ。個人としての印鑑登録証明を入手。発起人それぞれについて必要となる。特に代表取締役については、公証役場・法務局おのおのに1通ずつ計2通必要。
  • いろいろ情報を集めつつ法務局への申請書類作成。以下、その詳細。
    • 申請書類って、これじゃないとダメっていうフォーマットはないんだよね。でも、普通は、法務局のサイトのこの辺にあるサンプルを元に作ることになると思う。PDF なんで少々使いにくいが、Illustrator 持っている人はインポートしてチョコチョコ修正してやると、いろいろやりやすい。FD でデータを持っていく方法とか、代表取締役の印章登録についての情報なんかについても、この文書に書いてあるんで、要熟読。
    • 「調査報告書」とやらは普通は不要なんだよな……。
    • ハンコの使い分けにも注意。代表取締役としてのハンコを押す書類と、自分のハンコを押す書類があるんで。
    • 印章登録は、自分で用紙をプリンタで出力して作ってもいいわけだが、提出前に1度行っておいて、専用の用紙もらっといた方が無難だと思う。
  • 次に定款を3部作成。条文は公証役場のサイトにあるサンプルを元に作るのが間違いない。本に載っているのを元に作ったら、「営業」という表現を「事業」と書きなおすなどの修正が必要になった。法律条文の表現に則してないとダメということらしい。以下、定款作成上のメモ。
    • 小規模なら、取締役会なしの会社がいろいろとシンプルでよろしいかと(この辺の意味については本なりネットで勉強する必要あり)。
    • 会社の事業目的は、法務局の人曰く「新会社法以降、法律に触れなければいいようになったんですよ」。とはいえ、それなりの「書き方」というのはありそう。
    • 1株あたりの値段は、5万円とか1万円とかが普通らしい。妙な数字にしてもかまわないらしいけど。発行可能株数もとりあえず総計1000万円分にしておいた。
    • インターネット公告と呼ばれるものがある。法律で義務付けられている「決算公告」は、通常、官報に出すパターンが多いが、定款に URL を定めることでインターネット上で公告してもOKになる。その場合、官報に支払うことになる料金が不要になる。注意点は、「決算」公告「以外」の公告については、インターネット上に載せようとすると、第三者による認証が必要となること。それなりのコストが発生する。もっとも、決算公告ってのは、実は、日本の9割以上の企業はきちんと出してないという話で、その辺、どう考えるかはまあいろいろと。本当はやらないと罰金くらうこともあるはずなんだが。
    • 発起人の住所は、表記も含めて印鑑証明と一致させなくちゃダメらしい。
    • 定款は、袋とじして契印。袋とじと言っても、週刊誌のアレじゃない。製本テープ(文房具屋で契約書用のやつを買ってくる)で製本するってこと。契印は改変を防ぐための印。この辺、よくわからなかったのでネットで色々調べた。
    • うちにはA3印刷可能プリンタがあったので、表紙・本文についてA3の紙2枚に両面印刷し、2枚重ねて2つ折してブックレット風にホッチキスで閉じ、それを袋とじするという具合に製本した。
  • 申請書類と定款が出来たので、それを持って、発起人皆で「ハンコを押す会」。
    • 申請書類に適宜署名捺印。
    • 定款3部にも皆で捺印。裏表紙に契印。それから、捨印・署名のところの捺印。
  • 定款と申請書類に必要な収入印紙(それぞれ4万円と15万円)は郵便局で買う。郵便局の窓口によると登記印紙というのもあるらしいが、法務局の人は、「それでは絶対ダメです」と言っていた。普通に、収入印紙4万円分(つまり4万円の印紙)と15万円分(=10万円の印紙+5万円の印紙)を買う。印紙はまだ書類には貼らずに持ってればいい。
  • ただし、定款の印紙代は節約可能。電子認証という方法がある。もっともそれには特別なソフトが必要で、それを持ち合わせていない限り、行政書士さんあたりに頼むことになる。そのための手数料が必要(でも4万円よりは安い)。時間はちょっと余計にかかることになると思う。

  • 銀行へ。個人口座に資本金が振り込まれていることを証明するための文書を入手する。普通は銀行で残高証明を取ることになる。でも、記帳した通帳をコピーして、ホッチキスでとめて、契印というのでも、証明として問題ないらしい。
  • いよいよ公証役場へ。定款の認証をしてもらう。発起人全員が行けない場合には、委任状が必要(ネットで見つけたサンプル)。後、発起人全員分の印鑑証明も。チェックしてもらっている間、周辺を散歩。必要に応じて文言の変更などを行った上で認証完了。「法律をきちんと読みなさい」と諭される。「ずっと理系でしたから」と言い訳する。印紙4万円分と認証料金の5万円が必要。
  • そして法務局。書類が整っていれば、印紙を貼って提出するだけ。
 

# okubon 『お、会社設立とはすごいね。社長さんですか?定款ってネットにあるのをほとんどそのままコピーすればいいって、知り合いで起業したのに聞いたことあります。』

# morimon 『一応、社長です。定款、法律変わったんで、ネットそのままだと色々と問題があるようです。』

# fuji2bu 『LiveDoor 目指してがんばってください。。というとバツが悪いですね ^^;)。もしタンパク研究部門とかあれば入社させて頂きますが。』

# kamesato 『おー、おめでとー。ワルい感じでメディア露出して球団買収だー』

# tonkatsu3 『久々に来てみたら、会社設立と大胆な事件が起っていたんですね。とりあえず社長就任おめでとうございます、今後のご活躍を心より期待申し上げ…(略』

# シロ 『新会社法では「自己責任」の要素が強くなります。監査役を置くのか、監査役を会計監査に限定するのか、会計参与を置くのか、非公開会社にするのか…法人設立業務は比較的簡単な業務ですけど、よく話し合ってくださいね。というか作っちゃったかw ともあれ、おめでとうございます。』

# しげもん 『大変ごぶさたです。企業家ですか。流石もりもんですね。理論研の付設、僕からもお願いしておきます。』

# しげもん 『おめでとうございます、と書くのを忘れました・・・。あと、起業家ですね。』

# ゆみねえ 『あらまあ奇遇。。。』

# morimon 『みなさん、ありがとうございます。ちょっと外出していて返事が遅れました。今の時代、会社を作るのは簡単になってきたようですが、問題はちゃんと続くかどうかですね……。毎年、作られる会社より、潰れる会社の方が多いという話も聞いたことがあるような。』

# morimon 『まあ、ライブドアみたいに、でかくはならんとは思いますが>fuji2buさん。』

# morimon 『アパッチ野球軍のレベルがせいぜいです>kamesatoさん。』

# morimon 『活躍……という感じにはならんかもしれませんが、飯の種とすべくがんばります>tonkatsu3さん。』

# morimon 『詳しいですね>シロさん。いろいろ教えてもらってからやればよかったか。』

# morimon 『いや、本当に、起業するだけなら意外に簡単なんですよ。問題はその後でありまして……>しげもんさん。』

# morimon 『奇遇といいますと、ゆみねえさんも会社設立ですか?』

# ゆみねえ 『私ではなくてダンナさんが友達と…ですけど、ほぼタイミングが一緒なので少しびっくりしました。』

# morimon 『おめでとうございます>ゆみねえさん。会社法施行のタイミングで設立というのはやはり多いみたいですね。』

# moriken 『今頃気づきました。おめでとうございます。こないだ事務所のN君も社長になったし、ゆみねえさんところもダンナさんが起業。にわかに周囲で起業ブームっぽいですね。S君のところには毎日携帯に未公開株を買ってくれと電話もあるし(って関係ないか)。ともあれ、がんばってくださいね!』

# morimon 『私としては、S君の未公開株に期待です。今、ニュースを賑わしているやつですよね?』