2005/09/24(土)

日記

 朝、雨の中、ゴーヤの雌花に受粉させる。現在、2つほど食えるくらいに育った実がある。数日中にゴーヤチャンプルーとしていただく予定。

 ところで、前から気になっているのが、「受粉する」という動詞の扱い方。これって他動詞としては使えるのかね。「雌花が受粉する」といった自動詞的な使い方には問題ないとして、「俺が(雌花に)受粉する」という言い方はOKなんだろうか。

 もし、こういう使い方ができるなら、「雌花に受粉させる」というような使役型を使わずにすむから、まだるっこしくなくていいいんだけど。

 でも、ちょっと、俺とゴーヤの間で種を超えた愛の交歓が行われたようにも聞こえちゃうんだよね。

 ……と思ったら、「授粉」という言葉があることを発見。なーんだ。これからこっちを使おう。

 今日もトンボが飛んでいる。昨日のはおそらくセスジイトトンボという種類のやつだったと思うんだが、今日のは、それとは違って普通のトンボっぽい形。でも、写真を撮らなかったから、なんていう種類なのかは調べられないまま。

 まだ午前中なのに、眠くなってきた。また布団に入る。起きては寝てを繰り返し、短編の夢を5本ほど見る。

 昼からは、今日も野菜屑を堆肥に混ぜ込む作業。

 この堆肥作りだが、ネットの情報を見ると、こういう単純な作業についても「原理主義・理想主義」的な人とそうじゃない人がいるのが面白い。

 前者は、菌にこだわり、水を厳選し、「純粋な」堆肥を作ろうとする。そうすれば、良い野菜が出来るのみならず、土壌汚染を解消し、万病を一掃するのだという……。崇高(かつ単純)な原理が世界を浄化するのだ。

 一方、そういう「崇高」な理屈にあまりこだわらずに堆肥を作る人もいる。それはそれで、それなりの堆肥が出来上がったりする。まあ、昔からの野積堆肥ってそういうものなわけだし。彼らは単純な原理で世の中を統一的に解釈しようとは思ってないし、そうすべきだとも考えていない……。

 考えてみれば、政治とか社会の認識の仕方においても、こういう類型ってありますね。

 ナントカ論で世界を統一的に変革しようという人達と、もっと現場で1つ1つ解決していこうとする人達と……。

 普通は、若い頃に一度前者であろうと試みて、段々とそれではうまくいかないことに気付き、やがてはその志を胸に秘めたまま、後者に移行していくというパターンが多いんでしょうな。

 昼飯はパスタ。

 夜、MXテレビで田原総一朗と石原慎太郎の対談を見る。

 晩飯はシャケのホイル焼きの余り。

 

# ヨシヒサ 『ゴーやチャンプルーいいなあ(^-^)』

# シロ 『もりもんさんは堆肥作りに当たってはインクリメンタリズムですか?w』

# N@富山 『人工授精と体外受精って言葉がある。人工授精は数の少ない夫の精子を濃縮して排卵近くに子宮に入れることで、体外受精は卵子と精子を体外に取り出して、人為的に受精させて受精卵を子宮に戻すことなんだけど。人為的に配偶子を扱うって点ではどちらも授精でいいんじゃないかと思うんだけどね。試験の時どっちの漢字だったかよく忘れる。』

# ソリトン 『おや?先月までは夜盗虫に萌えていたのに今度はゴーヤ♀ですか。移り気ですなぁ。。。(なんちゃってw)』

# morimon 『熊本だったら東京よりゴーヤはよく育つのでは?>ヨシヒサさん。』

# morimon 『言葉を喋れないカブトムシの幼虫にとっては僕は絶対者なわけですから、そのエサとなる堆肥作りも、いい加減なんだけど少し怖々といった感じになっちゃいますね。>シロさん。』

# morimon 『英語でも使い分けするのかな?>N@富山さん。』

# morimon 『でも、本命はカブトムシですから……なんて言ってちゃいけませんな>ソリトンさん。』

# ヨシヒサ 『ウチの畑でも作ってますよ。割とよく食卓に並びます。でもチャンプルーはほとんどお目にかかれない(;0;)』

# N@富山 『人工授精:artificial inseminationもしくはfertilization , 体外受精:external fertilization。人工授精はinseminationの方を訳したのだろうね。しかしfertilizationって授精、受精どっちの意味もあるらしい。難しいねえ。』

# morimon 『fertilization って、なんだか露骨な言い方ですねえ……。』