2006/04/14(金)
革命と相転移
まだ早い朝、学生の頃考えてた与太話が夢の中で出てきて、そのまま目が覚めてしまった。
夢の中で友人が俺に「社会思想の浸透に関する理論」について話す。それに対して俺は「革命の現象論として物理における相転移の理論が使えるんじゃないか」とコメントする。
つまり、「温度→社会における啓蒙度」「相互作用の強さ・次元性/形状→意思決定コミュニティ間の相関・地理的形状」なんて具合に読み替えてやれば、イジング模型などの相転移の理論は、そのまま、社会における革命の現象論として使えるんじゃないかっていう話題。
いささか「なんちゃって」かもしれないが、こういった枠組みを使えば、日本のような1次元的な形状を持った島国とヨーロッパのような2次元的な配置を持った国々における社会変化の定性的違い、情報伝達・マスコミの発達の社会変革に与える影響などが、もっともらしく説明できるような気がする。
まあ、こういうのは、とっくにやっている人がいるでしょうな。話題になったジャレド・ダイアモンドの視点とも類似しているところがあるし。
今考えると、こういう与太話ってのは結構面白いよなあ。まともな理論になりえるのかどうかはしらんし、面白がる人がどれくらいいるのかもよくわからんのだが。
なんだかまた眠くなってきて寝てしまう。
昼飯は昨日の残り。
「旧日本軍弱小列伝」というページを見つけ、つい熟読してしまう。面白い。いや、どれくらい本当の話かは知りませんが。
外が暗くなった頃にまた眠くなる。寝てしまう。
晩飯は今日も、豚肉味噌焼+味噌汁。
「職員会議での採決禁止 「校長の決定権拘束」 都教委通知」というニュースが気になる。「黙ってお上の言うことを聞け」って感じになっちゃうのか。教育基本法での愛国心の取り扱いといい、なんか変。
安倍官房長官は、ライブドア事件と教育問題を結びつけ(まあ、それについては少しはわからんでもないが)、「教育基本法は改正しなければならない。『国を愛する心を涵養(かんよう)する教育』をしっかり書き込んでいきたい」なんて言っているわけだが、犯罪抑止と「愛国心教育」がどう論理的に結びつくのかが私には全く分かりません。何かそれらの相関関係について、科学的研究でもあるのでしょうか。いや、このへん、朝日新聞の記事が文脈をミスリードしているのかもしれませんが。
# T体調 『とっくにやっている人>数学+現代思想でやったら「知」の欺瞞(アラン・ソーカル,ジャン・ブリクモン)になっちゃった、という例もありますが。』
# morimon 『そういえば、ウルトラ・ダーウィニズムの分野でも、「知の欺瞞」ばりの偽論文が掲載されたことがありましたね。それについて、竹内久美子は、「書いた人はデタラメ書いたつもりでも、内容は正しかったのです」みたいなことを言ってましたが……。』