2004/08/17(火)

日記

 自分の地元の町史を読む。先日親に送ってもらったもの。育った町のことなのに意外に知らないことがたくさんあるのに気付く。年上の人たちにとっては当たり前すぎて殊更それについて語ったりしないようなことが、その1つ下の世代では、全く知らない事実になってしまってたりする。

 当然、この本自身そういう制約から逃れられていない部分がある。この本は昭和63年に出たものだが、変化というのはいつの時代も絶え間なく生じているわけで、この本が編纂された頃のことで、今や「ちょっと前までは」なんていう言い方で語るべきことというのはたくさんある。しかし、当時は、それらは当たり前の事柄で特に記録すべき対象であるとはみなされていない。行間や掲載写真の片隅に雰囲気が残ってはいるのだが……。

 8月4日の日記にも同じようなことを書いたが、歴史的な文脈を含めた全体的な状況というのはその場にいる人間にはなかなかわからないものである。そういった気付かない日常が、後から振り返ると「時代感」と呼ばれるものになる。ああ、そういや「青春」とか「若さ」ってのも良く似た部分があるなあ。「少女だったと懐かしく振り向く日があるのさ」ですか。

 昼飯は汁ビーフン。ここのところ麺類ばっかり。米も食うべきだ。というわけで晩飯用に米も炊く。

 夕方以降はオリンピックばっかり見ている。卓球愛ちゃんのコメントが面白い。言葉の選び方はちょっと天然ボケ入っているが、基本的にこの人は頭が良さそうな感じがしますな。メディアが期待しているものをちゃんとわかった上で喋っているフシがある。

例1)(ミャオミャオとの苦戦をなんとか逆転勝ちした後)「これで自信になったんじゃないですか?」「そんな綺麗事ではないような気がします」←マスコミの単純さを戒めています。

例2)(昨日の苦戦を振り返り、あそこで「一度死んだ」と思うことにしたと述べた後)「この間より緊張しなかったです」「その理由はなんですか」「一回死んだからです」←笑わせようとしています。

 誰か福原愛語録作ってください。

 実はこんなにオリンピックをじっくり見るのって初めてかも。ハイビジョン効果だな。選手のニキビ、観客一人一人の顔、球の回転、ユニホームの細かな模様……そういうのが精細に見えるというのはやっぱり素敵です。肉眼で見てもここまで細かくは見えないだろうな。CATVに加入してよかった。プロジェクタ買ってよかった。で、ついでに、2chの実況スレもフォローしておけば、もうカンペキ(そうなのか?)。

 晩飯はイカの塩辛+うみぶどう。

 オリンピックの合間にプロジェクトXも見たり。洗濯機開発の話題。

 で、女子柔道を見たり、水泳を見たり、野球を見たり。やっぱり、順当な結果よりは、少し意外な選手が躍進する方が、見てて面白いですな。

マンガ日記

 「五輪雑感×4」 所要時間78分。

 

# ヨシヒサ 『愛ちゃんは「芸歴」10年ですしね(^-^)語録、私も欲しいです!!』

# やっちん 『『自分の地元の町史』、これけっこうおもしろい。オレの隠れた愛読本。』