2005/05/28(土)
日記
Google デスクトップ検索で遊んだり。それから、2ch をながめていたり。
食事はうどん。前買ったうどんがまだ残っているのに加えて、さらにまた大量にうどんが届き、しばらくはうどんばかり食うことになりそう。
夜はちょっと仕事。
ログ化する人生
今話題のGoogle デスクトップ検索を入れてみた。
……うわ、これはすごいな。コンピュータ上にあるいろんな記録が瞬時に検索できる(この「瞬時」というのが重要)。
俺こんな絵を描いてたのか。
ああ、懐かしい写真。
恥ずかしいメール……。
……10年前のメールもさっき見たWebページも昔描いた絵も今日描いたマンガ日記も、ぜーんぶ検索できる。
しばし、自分のマシンの検索に没頭してしまった。
インターネット版Google は、なんだか、自分の目と手が世界に向かって拡大したような気がしていたけど、デスクトップ版Google は、まるで、自分の脳みそを裏がえして見せられているよう。奇妙な感覚。
コンピュータ上での自分の全行動が記録されているような気分さえする。
もうプライバシーとかいう言葉では言い表せない領域にまで来ている印象を受ける。
なんだか自分自身のコピーがコンピュータの中に出現したかのよう。
4年前の日記で「人生のバックアップ」について書いたことがあった。実際、そういう時代はもうそこまで来ているのかもしれない。自分の全記録がデジタルメディアに残っていく人生。そしてやがてはエージェントとしてのコンピュータは、俺自身の行動様式や判断様式を吸い取っていく……。
最近思っているのだが、これから大きく伸びていくデジタルコンテンツとして「自分ログ系」ってのがあるんじゃないか。意図せずとも自分の全行動が記録に残っていき、いつでもそれを振り返ることができるという……。
mixi を始めとする日記サイトの隆盛は、今の世の中に漂っているそういうものへの志向性と無縁ではないような。実際、俺の日記もそういう気分から書いているものだし……。
俺、ごく普通のことを書くことで時代のニオイみたいなものを記録していきたいのね。それは時代の積分的状況と言い換えてもいいんだけど(2004/08/04の日記参照)。……いや、ただ、こうやって記録でもしておかないと次から次へと記憶が消えていく年になったからというのもあるが。
そして、著名人とか作家とかのデジタル行動記録を、商品化したり研究対象にしたりするような時代もまた、すぐそこなんだろうなという気がする。
マンガ日記
「○×は△☆でできている」 所要時間68分。くそ、一度下書きまでできていたのが、コンピュータのトラブルで消えてしまった。描き直しする羽目に……。
# のぐちよめ 『こんにちは、よめです。最近ブログって本当みんなやってますよね。日記そのものだけど、夏休みの宿題で絶対日記をつけていなかったような人(ダンナ)もこれにのっかって、日々日記書いている。この現象を私なりに分析したんですが、これってみんな「寂しがりや」?じゃないでしょうか?だって、これ誰にも読んでもらえず、コメント等の反響もなかったら、書く人あまりいないと思う。(morimonさんのように記録や練習という人もいるでしょうが)今日あった何気ない出来事、楽しいこと、悔しかったことを誰かに言たいけれど、言う人がいない。その昔日記の発展で「交換日記」ってのもあったけど、これはブログの始まり?私は、小中学生のとき日記を書き続けていたけど、きっとブログをつけている人って過去に日記を書いていた人って少ないよね、きっと。だからといってダンナの話を聞いてあげないよめってことではないですから。あしからず。』
# morimon 『ああ、確かに交換日記ぽいところはありますね。あと、授業中の携帯メールって、紙切れの手紙にちょっと似てますよね。』